ちょこチップス

お気楽CHOKKOさんののほほんな毎日

忙中閑あり 空海展に行ってきました

こんちわ CHOKKOです

この日は 午前中に父の、

み七日法要があったのですが

それを終えて、昼一から

前から行ってみたかった

空海展」(奈良国立博物館

へ行って来まいりました。

 

法要を終えて、昼ごはんも食べず

まずは京阪、JRを乗り継いで

近鉄京都駅へ

いゃあ、平日という事もあり

京都駅は外国人観光客で

ごった返しておりました。

まるで外国に来たかのよう。

 

その人波を掻き分け一路

近鉄

 

すると 近鉄が最近導入した

奈良行き観光特急「あをによし」

が居ました。

 

聞くところによると、

車内は天平文化をモチーフとした

豪華な内装で、

天平文化に夢馳せられながら

ラグジュアリー空間で快適に

奈良に行けるというもの…。

 

で、あたしもこれで〜 

と言いたいところですが

残念ながら、いつもの急行(橿原神宮前行)で

奈良へ(笑)

 

でも、急行はホームに

たくさんの外国人観光客がいた割には

割と空いてて、快適快適

きっと、円安で懐に余裕のあるあの人らは

特急券料など、屁でもないんですね、

知らんけど。

 

 

 

公式サイトより

 

と言うわけで、やって来ました

いつものあたしの憩いの場 

奈良公園

しかし… やはり外国人観光客で

ごった返しております、

後、日本人の修学旅行の団体さん

…と鹿。

 

外外外修修外鹿鹿鹿修外外鹿

 

ですね 相変わらず。

 

修学旅行生も外国人旅行客も

奈良公園の鹿に興味津々

写真撮ったり、触ったり

突かれて騒いだり

その辺りは、外人も

和人の修学旅行生も

一緒ですね(笑)

 

でも、うかうかしては居られんのです

あたし、とある事情で

早く帰らねばならいのですわさ。

 

でも、

正倉院展」ではないから

流石に奈良博もそんな混んではいないだろ

と 鷹をくくってたら……。

 

結構 混んでいました(汗)

と言いつつも、正倉院展に比べたら

全然快適〜

さあ お大師様の世界へ!

 

 

いや〜 内容は公式サイトを

見ていただく事として

空海が日本へ伝えた

密教 真言宗の世界が

会場いっぱいに広がっておりました。

 

胎蔵界金剛界の両曼荼羅は迫力満点だし

国宝の五智如来座像はありがたいし

その他 空海の直筆の書や

お使いになっていたと伝わる

独鈷や三鈷や宝輪等の宝具の数々

空海曰くの

密教は奥深く、文筆で表し尽くすことが

難しい

だから、図や絵を使って悟らない者に

開き示すのだ」

密教の世界が

大迫力で迫ってきます

 

そして、大日如来をはじめとする

密教を構成する五智如来様がたの

お姿のありがたい事

とても、展示品や美術品を見るようには

見る気にならず、

思わず拝見させて戴く前に

手を合わせて一礼し

知ってる限りの(少ないですが)

真言唱えていた あたし。

 

見渡すと、あたし以外にも

お高齢のご婦人がお一人、

数珠を手に拝んでおられました。

 

やはり、仏像や神像は

あたしにとっては、美術品とかには

思えず、いかに博物館に入っているものとは

いえ やはり、礼拝の対象なのでありました。

 

それに、何を隠そう

あたしは真言宗なので。

拝まずにはいられない!

 

でも、この会場に

不動明王様の坐像があったんですが

あたし、不動明王の坐像って

初めて見たかも。

大抵、仏画にしても彫像にしても

大抵は立像なので、なんか意外で新鮮でした。

勿論、不動明王真言をお唱えして

お祈りを。

 

そのほか、密教が伝播した

インドネシア等から出土の

小さな仏様たちや宝具

 

修復なった

京都神護寺蔵の

国宝金剛界曼荼羅

 

もう、密教の世界観に

たっぷり浸った時間を過ごせました。

 

そして、

「重重帝網」コーナーへ

 

そして、一階の土産コーナー近くには

密教の考えでもある

「即身成仏」を体験できるコーナー

がありました。

 

即身成仏と聞くと、あたしは子供の頃

京都の百貨店で開催されていた

「即身成仏」の展示会で

祀られていた、

人が自らミイラとなって仏となる

その、ミイラとなって、諸衆を救わんとした

上人のミイラの姿がインパクト大で

この言葉を聞くと、それが即座に

脳裏の蘇るのですが

真言宗の、というか空海様の説く

「即身成仏」とはそう言うものではなく

 

この世界は、球のような様な空間で

自分を支えてくれる、人々や

環境や、空や、この世の全てのもの

そう云った物で、互いに支え合って、

成り立ってるのだよ

 

と言うことを、この水晶玉を通して

周りを眺めることで、体感できる 

と言うもの

(それが仏の視点)

 

つまり、この球に映り込んだ世界が

私を支える物、だから私も

人を、世を支えていこうと思う気持ち

それが「即身」と言うことなのですね。

 

以前、NHKの歴史探偵で

紹介されていた時は

番組で、球を持って周りを眺めて

おられておったのですが

此度のコーナーでは

持ち上げられないようになっていたので、

少し、体感度が低いかもね

でも、スマホで球越しに撮った絵でも

即身成仏

すなわち、人の身のままでも

仏の境地へへと至る事ができる と言う

概念がぼんやりとでも体感できて

とても良かったです。

 

しかし 今回2時前に会場入りして

四時には出なくてはならない、という

制約がある、弾丸ツアーだったんで

お昼も食べてないし、

休憩もとっていない。

 

もう少しゆっくり見てまわりたかったし

カラッといいお天気だったのですが

公園でのんびりするわけにもいかず

折角の空海展だったのですが

駆け足で見て回って

しっかり見てないのが少し心残り

 

と言うのは

うちの母が、

一人で居られない

と言う心理状態になってて、陽の高い

昼間の間はなんとか我慢できるのですが

 

夕方(5時くらい)になると我慢が

出来なくなり

しまいに、パニックを起こして

半狂乱になって、あたしの家に

きて助けを求めて大騒ぎするもので

(しかも、その間の事を本人は

覚えていない!)

長時間 家を空けるわけにはいかんのです。

 

勿論 夜など一人で寝られす

ほっておくと、勝手にうちの家に上がり込み

リビングや、事もあろうに

嫁御前の横(つまり、あたしの寝床)

に潜り込んで寝るもので

現在あたしは、

 

昼は自分の家

夜は嫁御前と離れて

母屋に寝に行く

 

と言う

二重生活を余儀なくされている

のですわ とほほ。

 

因みに母屋にはネットもBSもDVDプレーヤーも何もないので

なんの作業も娯楽も出来ません

 

 

しかし、本当に奈良も外国人観光客だらけに

なってしまいました。

ワーワー 大声で喚き散らす輩も多く

横断歩道では

鹿が信号守っているのに、

外国人観光客が平気な顔して

信号無視して道を横断、

尚且つ、信号守ってる鹿を写真撮るという

本当に嘆かわしい事になっています。

 

嗚呼 あたしの愛した、あの静かな

奈良は何処に行ったのでしょう。

 

元論、斑鳩や、明日香村、薬師寺

平城京宮跡などは

まだ、あまり外国人観光客が

押し寄せてはいませんが

それも、いつまで続くのか…。

 

ともかく、いつもの雑事を掻い潜りの

弾丸ツーリズムではありましたが

やはり、見に行って良かったですよ〜

 

a-jyanaika.hatenablog.com

 

と言うわけで、案の定

あたしも行ってきたですよ、うめ様。

建部大社に続いて、

真似して、えろすんませんm(_ _)m

 

さてさて ありがたい密教の深淵に触れて

あたしの迷いがちな魂も浄化されてでしょうか

忙中閑有 新緑眩しい好日の

奈良への短い弾丸旅行 でした。