ちょこチップス

お気楽CHOKKOさんののほほんな毎日

ちょこさんぽ そうだ奈良へ行こう其の弐

さて 薬師寺のある、西ノ京駅から

近鉄大和西大寺駅

そこから、

奈良交通の『ぐるっとバス』と言う

循環バスに乗り

朱雀門広場 へと〜ちゃこ。

 

来ましたね〜 

平城宮跡歴史公園

前に来たのは 2年前か〜

いや〜 我ながら、よく来るな(笑)

嫁御前が呆れるのも然りやね。

 

chokkochips.hatenablog.jp

 

朱雀門

手前の広場の様なのが、朱雀大路です。

すごい広い道ですが、往時に比べると

それでも縮小復元されてるそうな。

 

シルクロードの終点の地として

外国からの要人を迎えるところですから

立派でなければなりませんわね。

 

さて、大極殿へ行く前に

お昼にします。

本日のお昼は…奈良と言えばの

柿の葉寿司〜

大和西大寺駅内の平宗さんで

買い込みました。

大根・鯖・鮭・穴子の四つ

 

大根 て初めて見たなぁ

近所で売ってるのは、大抵

鮭と鯖だけど、

この大根 ってのは

千枚漬けみたいな御漬物が乗ってる

その下に透けて見えるは

桜の花の塩漬け

ああ、そうか。これは季節限定商品

なのかも知れません。

あっさり美味しかった〜

他のも、皆美味美味。

で お寿司 と言えばでビールも買ってね

なんですか、最近発売になった

麒麟の『晴れ風』と言うのを

買ってみた。

うん 麒麟にしては軽くてあっさり

飲みやすいやね♪

グビグビ行っちゃうね。

 

さて、ご飯を食べて、大内裏

2年前に来た時、覆屋から出てきてた

大極門と再会

奥にみゆるは、大極殿

 

あちこちに、ボランティアガイドの方が居られて

来訪者に声をかけてくださってました。

ええな あたしも地元の遺跡とか街角で

こう言う、ボランティアガイドとか

してみたいな。

 

ガイドさんが、大極殿は中見られますから

どうぞ って仰って下さったんですが

今回、大極殿はパスしました。

しかし、平城宮跡 次々復元工事がなされていて

上の画像(大極門)の横でも大極殿を囲む塀と

高楼(右楼)が建設中でした

これができれば、左楼を復元して、塀を

巡らせて…。

ゆくゆくは大極院を丸々復元する予定とか。

やぁ まだまだ先らしいですが、

楽しみです。

 

復元事業情報館を見たあと

東宮庭園へと向かいます。

 

途中 通りかかった

推定 宮内省

の建物。

奈良時代のお役所ですね。

 

 

それを過ぎて、トイレがてら、

遺構展示館に立ち寄りました。

 

これは、そこで展示されている遺構の一部

復元整備が進む平城宮跡歴史公園ですが、

歴史公園と同時に、全体が『遺構』なので

発掘調査の後は、色々な方法で

埋め戻されたり、遺跡の保存がなされています。

つまりは、この広大な公園の地下には

このような遺構が眠っているのです。

こう言うのを、トレンチと言うのですが

このトレンチで

深さ2メーター位でしょうか。

 

あたしの居た、太田遺跡のは

弥生から古墳時代のものでしたから

約 3メーター程堀りましたね。

こないだまで居た六地蔵遺跡は

古墳時代のものなので

これと同じくらい掘ってます。

 

これは都市遺跡なので、少し違いますが

あたしの掘ってたのは、

古墳の環濠の一部だったので

こう言うU字の掘みたいなとこで

そこに、雨が降ったら、水が溜まるものですから

もうポンプで水抜いて、

柄杓とスポンジで掻き出して

ヌタヌタのドロドロの中

排水作業が大変でした(*´Д`*)

その堀に 何回ハマったことか(笑)

今では懐かしい、いい思い出です。

 

ここなんか、この規模ですからね〜

(一度にしないでしょうが)

大変だったろうなぁ と

違う感想が出るあたし(笑)

 

奈良や飛鳥も掘ってみたかったなぁ

そう言えば、飛鳥の発掘をテレビでやってるのみたら

排土 ベルトコンベア使ってたな いいなぁ

あたしなんか、一輪車でフラフラ土運びしたわいや。

さすが文化庁 金あるぜ。

 

さて、

次のお目当て

東宮庭園へ行きます。

 

と その隣にある

建部門(たてるべもん)

大極門とは違い、簡素な作り

普段使いの通用門 て感じでしょうか。

特別名勝

平城宮跡 東院庭園

平城宮の東に張り出した部分で

「続日本記」に見える「東院」にあたるため

東院庭園と呼ばれます。

 

2010年だったと思いますが

NHKの古代史ドラマ『大仏開眼』で

吉備真備阿倍内親王聖武天皇の娘)が

出会う、歌会の宴のシーンで使われました。

阿倍内親王役の石原さとみさんが

天平衣装がよく似合っていて

凄く可愛かった〜。

 

で、その後、ここを訪れて、

あれは天平祭だったですかね、

この庭を、天平衣装に身を包んだ女性や娘さん方が

行列されていて、素敵だった〜。

 

その後、何回か来てるのですが

前回、来た時、割と荒れて来てたので

状態が心配だったんですが、

今回見てみると、前回見た時よりは

荒れていなかったので、安心しました。

補修の手が入ったんですね。

隅楼の上の鳳凰

平安期の鳳凰堂や

室町期の金閣鳳凰とは

やっぱ違いますね、天平

雅楽や舞の楽人の衣装を思い出します。

 

中央建物

発掘調査で法隆寺伝法堂の前身建物

とよく似ている事が判明したことから、

それに従い復元されたそうです。

この石組みは

発掘調査で出土した物を、ほぼ

そのままの位置に復元設置したそうです。

後の平安期の書院造や

作庭に受け継がれていくのが、わかりますね。

平等院鳳凰堂や、奥州平泉の庭園等に

この形式の名残を感じます。

 

さて 旅の締めくくりは

やはりここでしょう

奈良公園

 

平城宮跡薬師寺と違って

いや〜 奈良公園は人が多い!

特に 外国の人が!

もうね 日本語なんて、殆ど聞こえへなんだ

皆さん 桜に夢中。

 

奈良公園に来たのがもう

5時半近かったので、どこも入れず

ぐるぐる歩いてみて回るだけ。

 

鹿に興味津々な外国の人

を眺めて、面白がっていた あたし。

 

皆さん 桜と 鹿と楽しんでおられたようですが

中に、バナナ それも

バナナの皮を鹿に食べさせてる

アジア系の外国人がいたので

さすがに、拙いながら

英語で注意してしまいました(笑)

鹿をなんだと思っていやがるんだ。

あたしの、下手な英語では伝わらなかったのか

きょとんとして、何処かへ行きましたが

まぁ、バナナの皮食べさすの止めさせられたので

結果オーライで。

 

しかし 本当に奈良公園 人多かった

鹿鹿鹿外外外外鹿外

って感じでした(笑)

 

そうそう 中に

落ちてるソフトのコーン突いてる

カラスを興味深げに写真撮ってる

若い娘さんがいたけど、

カラスて珍しいん?

 

さて、今回のプチ旅行は

あたしには珍しく、

『奈良世界遺産フリーきっぷ 

 1dayチケット』

 

と言うのを使いました。

 

奈良・斑鳩エリアの近鉄路線と

同地区の奈良交通のバスが1日周遊

乗り放題で(エリア指定あり)、

春日大社国宝殿、元興寺、大安寺

和文華館

レンタサイクル近鉄奈良センター、

西大寺センター

が割引特典が使用できる

1日周遊乗車券で

1800円

 

今回 あたしが近鉄でつかった料金は

通常ならば2040円なので

240円お得でした。

 

もちろん、使い方次第で

法隆寺等、斑鳩の里の方もいけるので

上手く使えば、もっとお得になます。

出発駅からの入場券と

フリー区間周遊券

それと、奈良交通バスの1日乗車券

施設割引券の四点セットで

発行してくれます。

あたしの使った1dayチケット以外でも

400円アップで、さらに使える区間

割引が多いチケット等もありますので

近鉄のサイトで見て、お得に

奈良観光をしてみてください。

 

いや〜 やはり奈良

いいですね、結果的にやっぱり

駆け足ツアーになってしましましたが

それでも、奈良にいるだけで

あたしは嬉しい。

 

大和は国のまほろ

 

あおによし

奈良の都は咲く花の

薫ふがごとく今盛りなり

 

桜咲く、この春の日

大好きな大好きな 奈良へ行けて

よかった…。

 

お薬師さんにおすがりし、

奈良の春風に吹かれて

 

あたしの傷ついた心身も

少しは癒されたかなぁ(笑)

 

ちなみに、この日

歩いた歩数は、26908歩

歩いた距離は、約18キロ

 

体調不良なのに、

ちとやり過ぎました(笑)

 

 

さらば ここ掘れわんわん 道の曲がり角

さて 4月に入りましたね

新年度のスタート 皆様

如何 お過ごしでしょうか

 

さて、私事で大変恐縮なのですが

先月 (更新試験)と言うものを受けたのですが

え〜 その〜

見事に落っこちまして、新年からは不採用と言うことに

なりました。

 

まさに 晴天の霹靂!とは

この事です。とほほ(*´Д`*)

何がいけなかったのか。

 

試験は作図と、面接で

去年と変わらないし、

作図のお題も方眼紙に石鏃を

正確に複写すると言うもので、

昨年と一緒。

面接も面接官が太田遺跡でお世話になった

技師さんが担当で、ちゃんと受け答えしたつもり

だったしなぁ。

 

やはり、作図がまだ実務では出来ていないと

答えたのがいかんかったか、

作図作業に不安のある、あたしの弱気な心が

こういう結果を

『引き寄せ』てしまったのかも

しれないなぁ(T ^ T)

 

それとも、新年度から始まる

新規発掘現場配属を希望しない に○したのが

不味かったのか…。

2月にやらかした

シルバーさんとのトラブル

(あたしの伝達ミスで作業員とトラブった案件)

がマイナス要素で審査に響いたのか…。

 

理由はともかく、

あたしの契約期間は更新なしで

3月31日で契約期間満期終了ということで。

また、リタイヤ生活に逆戻り。

 

ああ まさかの事態に

まさに、茫然自失 となっている

あたしです。

 

▲あたしの職場だった 六地蔵遺跡発掘事務所

 

でも もう決まったことは仕方ない

ウェブを毎日見て、何回もチェックしても

あたしの受験番号はないし、協会からは

正式に不採用通知も来ているし…。

 

しょうがないね また探そうよ

 

と嫁御前が慰めてくれたけど、

一番、青天の霹靂は、御前だろうなぁ。

 

でも、でもね。

この6ヶ月間、本当に楽しかった。

毎日寒空の露天での仕事で、大変だったけど

憧れていた、遺跡調査に触れていられる

ワクワクする毎日だった。

 

それに

こんな、還暦過ぎてから、心やすくしてもらえる

気の合う、お友達ができて。

一緒に頑張る毎日

そんな日々が来るなんて。

なんか、クラブ活動みたいな毎日だったなぁ。

 

そのお友達が、あたしが採用されなかったことに

あたし以上に残念がって、悔しがってくれて

 

『毎日 家帰るたんびにがっかりしてるわ』

 

って言ってくれて

ああ あたしはその言葉で十分です

ありがとう。FNさん。

一緒に仕事できて、楽しかった。

 

掘って、出てくる、土器や遺物。

手に取り、調べる毎日。

イメージしていた考古学とは 少し違ったけど、

でも、これが考古学の仕事なんだ。

 

子供の頃から、興味を持って

高校の頃に一度は諦めた、考古学の道。

そうか これが。考古学、そして発掘!

 

40数年 待った甲斐はあったなぁ。

夢のような半年間だった…。

 

ずっと続けたかったこの仕事だけど、

この結果もまた、人生よね。

短い間だったけど

憧れの仕事に就けてよかった。

 

でも、まだ道が閉されたわけではない。

今回の結果から、協会の採用は困難になったろうけど

(採用試験に受けるのは自由)、その他

大津市文化財課が直接募集している物もあるし、

シルバーに登録するという手もある。

 

諦めなければ、また道は開けるかもしれない。

それまで、体を鍛えておこう(笑)

いつか再び、現場に立つその日まで。

 

そんなこんなで、

急に終わってしまった、あたしの

ここ掘れわんわん人生

 

正直 おもちゃを取り上げられた

子供のように、呆気に取られ

呆然としていて、

頭が真っ白になっていますが。

 

雨の日も、風の日も、

氷点下の雪の日も、指がばね指に

なるまで頑張ってきた、この半年の

ご褒美 と思って

また 少しの間

ゆったり、のんびりリタイヤ生活を

送るといたします。

そして、この先をたぐる寄せることと

致しましょうか。

 

で、お別れの日

お礼の意味で、お世話になった皆さんへ

心ばかりの、お礼のお菓子

 

鮎屋の『かいつぶり饅頭』

あ〜 どう見てもひよこ饅頭のパクリですが、

食べてみたら〜 

うん やっぱりひよこ饅頭(笑)でした。

 

背中に 鳰(にお)の文字

これないと、まんまひよこやろ(笑)

 

さようなら 六地蔵遺跡 太田遺跡

良くしてくださった 技師の皆さん

一緒に、わいわい仕事した仲間たち。

 

体に気を受けて、頑張ってね

いつかまた、どこかでお会いしましょうね。

 

そして、

青天の霹靂がもう一つ

 

まさかの、

体調不良で

寝込むことに

 

4月1日 文化財保護協会センターに離職手続きに行って

その午後、父を車椅子の乗せて

裏手のなぎさ公園に散歩に連れてって

その夕方頃から、

急にダウン!

 

KTは37.3〜36.9位と さほどでもないんだけど

倦怠感で、とりあえず寝込むことに(笑)

2日3日と終日寝込んでいて

今朝は割と体調がいいので

寝床から這い出して来ました(笑)

 

なんでしょうね、

この半年露天作業だったのに、一度も

熱とかも出ず。元気に仕事していたのにな。

 

やはり、精神的ショックによるのか

それとも、唐古遺跡、穴生古墳群への

出張りが無理がかかったのか…。

 

とりあえず、この半年の疲れが

一気に押し寄せたのかもしれません。

 

まぁ やることはいろいろありますが

休養も含め、

緩やかに、生きていこうと思います。

 

折角の春ですからね

春を噛み締めながら、のんびり暮らして

生きますわ。

 

また、あたしの人生に

『曲がり角』がやってきて、

道を曲がることになった訳ですが、

道を曲がった先に。今度は何が待ってるのか

自分に何ができるのか、

心配は尽きませんが、

また、なんとかなることを願って…。

 

神は天にいまし、世は全て

事もなし(ピッぱは行くより)

ちょこさんぽ 懐かしの穴太百穴へ

その昔 小学校一年か二年の頃

遠足で、電車に乗って

滋賀里にある、

穴太百穴群 と言う古墳群

そして、崇福寺跡 と言う

史跡を見学に行った思い出があります。

 

ずっと思い出に、ほんのり残っていた

あの日の遠足の記憶

あれから、ずいぶん経ちましたが、

あの遠足以来 一度も訪れることがないまま

月日が流れて。

でも あそこはどうなっているだろうと

いつも気に掛かっていた

そんな遺跡群

 

今日はそんな、

思い出深い遺跡へ

ちょこさんぽです。

 

京阪石坂線

滋賀里駅を下車して、まっすぐ

山へと向かいます。

 

急な勾配を、石垣に組まれた

鄙びた農村の中のような、道を

とことこ 登っていきます。

 

ああ なんだかほんのり 幼い頃の

記憶が蘇って来ます。

そうだなぁ 記憶の中では

もう少し草深い山道で、

道端に、センバコキやら昔の

農機具が打ち捨てられていたっけな。

そうそう、ガムの販売機も

捨てられていた気がするな

 

でも、この家並みの感じは

そんなに変わっていない気がする。

 

さて そうこうする間に

史跡 穴太古墳群

通称 百穴にと〜ちゃこ。

 

穴太古墳群

急峻な林の中に、古墳の入り口が

そこここに口を開けている様から

百穴 と呼ばれています。

 

古墳なので、お墓ですから

古代のものでも、ちゃんとお断りをして

見学します。

お邪魔させて下さいね。

あちこちにぽっかり開いた

石組みで築かれた横穴式石室への入り口

 

この墳墓は

石室(玄室)が土砂で埋没しているようで

その奥を窺い知ることはできない模様

これは、奥にあるであろう弦室への道

羨道の入り口。

 

この墳墓は 逆に

玄室への羨道部分が、崩落して

横穴式石室が露見していますね。

石棺が確認できます。

 

ああ このお墓は

記憶にある。

多分覚えているイメージは

この墳墓

 

さて、穴太古墳は、石室がドーム状に

組み上げられていた模様で

崩落してはいますが、

この墳墓でも、石組が上へ行くほど

狭く組まれた、ドーム型の石室であったことが

窺い知れます。

 

石を巧みに組み上げる、この技術は

やはり渡来人のもたらした技術

高い土木技術を携えて

この地にやってきたんですね。

遠く、中国や朝鮮からやってきた

古の渡来人

近江国は渡来人が多く移り住んだ

地です。

のちの穴太積み等の

祖先と言えるでしょうね

つまりは、渡来人の末裔であると。

 

先の案内板によりますと

この方式 羨道を作って奥に玄室を設ける

方式は、大阪や奈良、和歌山の一部にも

見られるそうですが

この、ドーム型石室を有する玄室を持つ墳墓は

ここ、穴太古墳群特有のもの だそうですよ。

 

副葬品には

甑や、釜などの炊飯具のミニチュア

金の装飾具等が出土しているそうです。

 

chokkochips.hatenablog.jp

 

この墳墓の羨道も、土砂で埋没しています

ライトで照らしてみましたが、なかなか

窺い知れません。

 

 

林や、竹林の中に石材が点在

これは あたしの記憶にあった

石棺が見える墳墓の 別角度ショット。

見事な技術がわかりますね。

 

さて この地に眠る 古代の人たち

見学させていただいて、

ありがとうございました

眠りを妨げて、申し訳ありませんでした。

お邪魔しました、失礼します。

 

さて 思い出の遠足は

この先へと 山道を登って行ったはずです

では 行ってみましょう

 

志賀峠へ続く、古の道

その途中に、

志賀の大佛(おおぼとけ)

呼ばれる、大きな石仏がいらっしゃいます。

石仏 と言うと、一番に思いつくのは

やはりお地蔵様ですが 

この御仏は 阿弥陀様でいらっしゃいます。

 

いつ 誰が掘られたか

素朴で優しいお顔です

 

円空佛にも通ずる

簡素ななかに、深い慈悲が感じらるる

ありがたい顔(かんばせ

 

古来より、この道を京へと、京から近江へと

行き交う旅人を

見守ってださっていたのでありましょう。

 

 

あたしの記憶では、確か

もっと簡素な屋根の下におわした

気がするのですが、

まぁ あれから五十年以上経ってますもんね

結構 立派な御堂の中に

鎮座されておりました。

 

さて、本当はこの先の

崇福寺跡 と言う寺院遺跡に行きたかった

んですが、何やら現在通行止めで

行けないとのこと。

 

崇福寺跡で、小学生だったあたしたちは

お昼のお弁当を広げたのを記憶しています。

 

今は遺跡の上に湖西道路だったか

湖西線だったかの高架橋が立ってるんですが

三つの尾根に伽藍が広がる

塔頭だったそうです。

 

いつか行ける時が来たら、また

行ってみたいと思います。

 

さて 時刻は午後2時

お腹も空いてきたので

帰るとします。

 

『ああ こがいなトコまで

 上がって来たんやねぇ』

この世界の片隅に』の

 すみちゃん(すずさんの妹)の

セリフ思い出しました。

 

眼下には琵琶湖が広がります

奥に霞むは三上山。

 

暖かい陽気の中

春の匂いと、鶯の鳴き声を聞きながらの

ちょこさんぽ♪

 

 

さて 今日は電車でちょこさんぽ

幼い頃の遠足の記憶を辿る旅でした

 

滋賀里駅からびわ湖浜大津駅へと転進

そこから自宅までは、なぎさ公園を

てくてく なぎさんぽ

 

で、お昼がまだだったので

途中の平和堂フレンドマート

お惣菜弁当と、ベーコンピザを買って

ビールをお供に、プチピクニック

 

唐古遺跡の日と違い少し曇り空と

遠くが霞む、花粉の中でしたが

お弁当 いただきま〜す

が 

ピザを半分齧ったところで

なんと 

トンビにピザ持って行かれた!

 

半分しか食べてないのに〜

金はらえトンビ(笑)

 

しかし 音もなく急降下して

あたしにぶつかることもなく背後から

ピザかっさらって行く 

トンビ流石です!お見事。

 

あたしはなぎさんぽの時

ハトとお昼食べる はとランチ というのを

よくやるんですが、今日は

トンビランチでした。

 

唐古遺跡も素敵でしたが

地元 それも近所にもいいところが

点在です。

また フラフラさんぽしたいと思います。

ちょこさんぽ 唐古・鍵遺跡に行って来たですよ

こんちわ 皆様

過日 職場の同僚が

「面白いところだから 行ってきたら?」

勧めてくれていたので

昨日 行って参りましたよ

なんか くるくるした建物が

あるらしい。

唐古・鍵遺跡史跡公園

 

さて 連日の雨模様から一転 好日のこの日の朝

唐古へ行きたい衝動がマックスになってた

あたしは 頭を悩ませておりました。

 

唐古に行きたい しかし、交通費がかかるなぁ

(因みに電車で往復 約2,500円)

所要時間は片道約2時間

車で行っても同じくらい か〜。

しかし、車で行けば交通費は半額

しかも、公園は駅(近鉄橿原線石見駅)から

徒歩20分。

でもでも、家から約60キロの彼方

2時間の車移動なんて 滅多にしない〜

知らん道なんてナビがあるけど

超!方向音痴のあたしにゃ ハードル高いし

事故も怖い。年寄りにはトイレという敵もおる。

ああ どうしよう

 

と考えてる間に時間がどんどん過ぎて

(親は変なこと言ってくるし)

 

よし ここは いつもしないことに

幸あれ理論で(笑)

車移動に決定!

 

…。ということで

ミントちゃんのナビに従って

2時間車飛ばして、やって来ました

 

唐古・鍵遺跡史跡公園 に

無事 と〜ちゃこ。

 

あ゛あ゛ 遠かった(*´Д`*)

 

さて ここが唐古遺跡か〜

おお〜 広い広い芝生広場やわさ〜

 

おお 例の高楼が建ってはる。

さあ 見に行きまっし。

唐古・鍵遺跡は弥生時代の環濠集落遺跡です。

遺跡面積は甲子園球場10個分(約42万㎡)で、

近畿地方最大級の集落遺跡

最盛期にはおよそ900人が住んでいたと

推定されるそうです。

弥生の建物広場 にある

大型建物の柱(を表した立柱)

でかいな このクラスの柱根 掘ったんや

大変やったやろなぁ

特徴的な楼閣

出土した土器に描かれていた絵

を元に、平成6年復元されました。

土器の絵からの推定復元ですから

本当にこうだったかは分かりませんが

それにしても立派です

高さは約12メートル余り

お寺の鐘楼にも似てますわね

この、屋根のくるくるした飾りは何のかなぁ?

蕨手(わらびて)か?

欄干には鳥もいますが

何かの祭祀に使われた建物なのか

見張り櫓なのか〜

 

そう言えば、これの簡略したみたいのが

もののけ姫』の冒頭

アシタカの村にありましたね。

 

残念ながら 建物へは登れないんですが

登ってみたいな。

ああ あたしが考えなくても

立看にありました。

 

鳥がおるところ見ると

宗教的なものとも、鳥葬とか

葬祭に関するものかも知れませんね。

弥生の大環濠

この村は 複数の環濠で周囲を囲い

村を守っていたそうです この大型環濠は

環濠(堀)のほか、灌漑用水、運河の

機能もあったと推定されてます。

前日 結構雨が降っていたんで、

公園全域がかなり冠水している状態で

環濠もかなり水量が増えていたと見えて

排水ポンプがあります。

朝いちは水抜き作業から 発掘現場あるあるですね

身に染みるなぁ(笑)

 

画面手前、二色の土手みたいなのが視認

出来ると思いますが、これは

恐らく、発掘時の断面土色をコンクリで

再現したものでしょう

上面から茶色→灰色→灰白色と変化してるのが

お分かりでしょうか。

 

隣接する遺構展示情報館へ来ました

ここには、公園の西側の場所で

第74時調査で発掘された、大型建物遺構を

展示してあります

うわ これ掘るの大変だな

奥手の穴ボコ でかい柱根(柱ね)が出てたようですね

柱の横の壁みたいなのは アゼ と言って

土の断面を調べるため、わざと掘らずに

残しています。

(発掘は土の色を見て掘り進めるんです)

柱根の横も、完掘(掘り切ること)せず

テラスにしてるんですかね。

 

手前の穴ボコのは床板か、床を支える部材が

出たようですね

こちらは、恐らく壁材か床板か

おおぅ 見慣れたものが(笑)

 

では 解説しましょう

手前の箱はカラコン(空のコンテナ)

中に土器片が入ってます。

土器と共にどの場所から出たか記録する

カードが土器の下に見えますね

(0000年 〜区 S〜)(〜土)と言うふうに

出土場所が分かるように、分類する

情報カードで、出土物と間違いなくセットにします

その上に乗っかってるのは ガリ

これで地面を削って発掘します。

 

その横のザルみたいのは テミ

削った土を集めて入れるもの

その奥のくわ見たいのは

ジョレン 沢山掘る時や、土を集めたり

ガリの代わりに地面を削ったり平らしたりもします。

その奥は テスコ(手スコップ)

と竹籤でしょうか。

竹籤は遺物の取り出しや、遺物の中に詰まった

土を取ったりに使います。

遺構上にあるのは、チビガリ

狭いとこ掘ったり削るガリです

 

遺構右手には上から 水糸

(これは遺構面の水平を測るとき使います)

それからメジャー とスタフ(大型定規)

スタフは遺構の大きさを測ったり

遺構面の高さを測ったりの計測に使います

 

因みに このセットの仕方ということは

遺構の断面を測るところの再現かと。

遺構の0ポイントを決めてそこから〜センチで

深さは〜センチに第一層 とかと言うふうに。

そして、その横には図面

この図面はどうも断面図のようです。

 

そして、ポイントを固定するためのクギ

その上にダイスコ(大スコップ)

 

で、ハケが見えるんですが

あたしは発掘で刷毛を使ったこと無いです

…。と言うのは近畿の土は粘土質が主なので

刷毛は役に立ちません

関東とか、九州とか

火山灰土質や砂土質の地域は

使うそうですが。

発掘といえば刷毛でこちょここちょ 

と言うイメージがあるので

それで置いてあるのかな?

 

往時の再現模型 こんな感じのものが

村落の中に建っていたと考えられます。

例の楼閣と大型建物

建物は穀物を入れる倉庫ですが

後の神社建築へと受け継がれていくのが

お分かりでしょうか

伊勢神宮とかの社殿 神明造の元となった

デザインですね

多重環濠エリアを望む

このむらはこうした環濠で

幾重にも囲まれてた様です。

これは、その一部を再現したもの。

この山並みの景色は、2000年前と

変わらないもの

かつて、ここに住んでいた弥生人達も

このような景色を見ていたのでしょうね。

 

因みに この日はまだ開花してませんでしたが

公園内には百本の桜が植栽されていて

桜の季節には、お花見の名所になってる様です

この風景に咲く桜 綺麗でしょうね〜。

唐古・鍵遺跡

広々と気持ちのいい公園の中に、

2000年の歴史が眠る、いいところでした。

本当は近くに、遺跡の博物館もあって

出土品とか展示してるんですが、

時間の問題で今回は行けませんでした。

いつかまた、行こう(遺構だけに 笑)。

 

www.town.tawaramoto.nara.jp

 

おまけ 公園内に大戦時に築かれた

高射砲台(基部)が有りました。

太平洋戦争時、近隣にあった陸軍の飛行場を防御するため

複数設置されていたそうです。

のどかな史跡公園にある戦争遺跡

戦争を語り継ぐものですが、これもまた

大切な遺構です。

 

さて、この日のお昼は

国道24号線を挟んで道向こうにある

道の駅 レスティ唐古・鍵 の

からこカフェで、おにぎりセットを注文

 

おにぎりは奈良漬を選択

結構でかいおにぎりでした、ふわふわで

中にも奈良漬がいっぱいで、あまじょっぱくて

美味しかった〜

今日の一品は、ナスの揚げ浸し と豚汁

香の物。

これでトータル650円。

カフェでは 奈良産のイチゴを

ふんだんに使った

でっかい

イチゴパフェが売っていて

フォトコンテストをしているのもあってか

結構なお値段なのですが、

結構なお客様がお買い求めでした。

 

さて、ぶらぶらしているうちに

時刻は午後3時を回って、帰りの時間を考えると

そろそろ帰らねばなりません。

名残惜しいな こんなの近くにあれば

通い詰めちゃうなぁ

せめて、もう少し近ければな〜

うちの六地蔵遺跡も 古墳とか土器とか

バンバン出たのに、一部でも

こうして公園化して保存できたらよかったのにな

 

さて、帰り道の途中、天ヶ瀬ダムのそばというか

結構な山中のワイディングロード走るので

暗くなる前に帰ります。

 

実は嫁御前を誘ったのですが

御前は興味ないので とつれない返事

でも、『楽しんできてね』と

ラインくれたので、

髪の長い御前にと

奈良の鹿が織り込んである

小さな髪留めバンドをお土産に買いました。

使ってくれるかな?

 

また、機会があれば来たい、

期待以上の見応えある史跡公園でした。

 

 

オーパルシリーズ アーカイブス

オリジナル漫画作品 

リトルウィッチ 

 オーパルシリーズ」の

作品ラインナップです。

 

14歳の魔女 オーパルが巻き起こす

マジックコメディ作品

どうぞ、お楽しみください。

 

作品により、複数ページに分割している

ものもあります。

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オーパル、アヴィ 両シリーズの

ガイドブックもございます。

人物や、舞台の設定等が載っている

ガイドブックです。

合わせてご覧いただきますと

作品への理解度が

ますます深まると思います。

合わせて閲覧をどうぞ。

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アクティブ アヴィ アーカイブス

オリジナル漫画作品 

『アクティブ アヴィシリーズ』

作品ラインナップです。

 

職業魔女として、社会で活躍すべく

魔法訓練校

『第三魔法訓練校』に通う

アヴィ達の魔法コメディです。

人間で言うと、大学生か

専門学校生のアヴィ達の

ドタバタな日常をお楽しみ下さい。

 

作品によっては

複数ページに分割しているものも

あります。

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スマイルデー の筈が

今日は第三日曜 スマイルデー

つまり、滋賀県民デー なのですね

なので、対象施設は無料となるので

雨降ってるけど、ちと行ってみっか〜

 

と、瀬田の文化ゾーン内の

滋賀県立美術館へ

出張って行った んですが、

な〜んと

4月半ばまで休館だそうで( ゚д゚)

 

えええっ?

雨の中出張ってきた

のにぃい?

 

でも仕方ないので

茶室 夕照庵でお茶していく事に。 

 

夕照庵 

お茶会や各種集まりに使われる

日本庭園に隣接するお茶室ですが、

テーブル、椅子で、普通に喫茶式に

抹茶が頂ける カジュアルな茶室です。

 

だ〜いぶ昔に嫁御前と一度伺った覚えがあるな

それ以前も、オープン直後に来た覚えも。

 

店内は当然 あたし一人でね

貸切状態♪

 

注文しましたるは

抹茶+和菓子セット 600円

 

季節の上生菓子

椿の蕾かな?かわいいな

 

中は白餡

思った以上に甘くて、ちょっと意外でしたが

お抹茶の苦さと相まって ええ感じですよ

 

本格的なお抹茶ですが、作法にとらわれず

(と言いつつサーブされた時は、きちんと

お椀を回してくださいました)

椅子とテーブルで、コーヒー感覚で頂けます。

 

 

降り頻る雨の中 お店独占で

お手前をいただく幸せ♪

 

日本庭園は雨も似合うな

ここのお庭は、前にも載せましたが

あたしの大好きな作庭の日本庭園でね

あたしの家の庭だ〜と 大妄想して楽しんでる

処。

 

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これも 言ってみたら

「いつもしない事」の一つ

 

雨の日に、出かける。

しかも、車で!

そして、茶室でお抹茶

 

そうそう 途中

新幹線のドクターイエロー

見かけたよ♪

なんか ええ事あるかな〜

幸せの黄色い新幹線。

(県美閉まってたけどね)

 

 

玄関先にはこないな

粋な花立が。

 

青竹に寒椿? ええね

 

瀬田丘陵のこの県立の日本庭園

晴れの日もええですが、

今日のように、雨の日もしっぽりと

たのしめますね。

 

美術館はまた、次のスマイルデーにでも

伺いましょう