ちょこチップス

お気楽CHOKKOさんののほほんな毎日

ちょこさんぽ 懐かしの穴太百穴へ

その昔 小学校一年か二年の頃

遠足で、電車に乗って

滋賀里にある、

穴太百穴群 と言う古墳群

そして、崇福寺跡 と言う

史跡を見学に行った思い出があります。

 

ずっと思い出に、ほんのり残っていた

あの日の遠足の記憶

あれから、ずいぶん経ちましたが、

あの遠足以来 一度も訪れることがないまま

月日が流れて。

でも あそこはどうなっているだろうと

いつも気に掛かっていた

そんな遺跡群

 

今日はそんな、

思い出深い遺跡へ

ちょこさんぽです。

 

京阪石坂線

滋賀里駅を下車して、まっすぐ

山へと向かいます。

 

急な勾配を、石垣に組まれた

鄙びた農村の中のような、道を

とことこ 登っていきます。

 

ああ なんだかほんのり 幼い頃の

記憶が蘇って来ます。

そうだなぁ 記憶の中では

もう少し草深い山道で、

道端に、センバコキやら昔の

農機具が打ち捨てられていたっけな。

そうそう、ガムの販売機も

捨てられていた気がするな

 

でも、この家並みの感じは

そんなに変わっていない気がする。

 

さて そうこうする間に

史跡 穴太古墳群

通称 百穴にと〜ちゃこ。

 

穴太古墳群

急峻な林の中に、古墳の入り口が

そこここに口を開けている様から

百穴 と呼ばれています。

 

古墳なので、お墓ですから

古代のものでも、ちゃんとお断りをして

見学します。

お邪魔させて下さいね。

あちこちにぽっかり開いた

石組みで築かれた横穴式石室への入り口

 

この墳墓は

石室(玄室)が土砂で埋没しているようで

その奥を窺い知ることはできない模様

これは、奥にあるであろう弦室への道

羨道の入り口。

 

この墳墓は 逆に

玄室への羨道部分が、崩落して

横穴式石室が露見していますね。

石棺が確認できます。

 

ああ このお墓は

記憶にある。

多分覚えているイメージは

この墳墓

 

さて、穴太古墳は、石室がドーム状に

組み上げられていた模様で

崩落してはいますが、

この墳墓でも、石組が上へ行くほど

狭く組まれた、ドーム型の石室であったことが

窺い知れます。

 

石を巧みに組み上げる、この技術は

やはり渡来人のもたらした技術

高い土木技術を携えて

この地にやってきたんですね。

遠く、中国や朝鮮からやってきた

古の渡来人

近江国は渡来人が多く移り住んだ

地です。

のちの穴太積み等の

祖先と言えるでしょうね

つまりは、渡来人の末裔であると。

 

先の案内板によりますと

この方式 羨道を作って奥に玄室を設ける

方式は、大阪や奈良、和歌山の一部にも

見られるそうですが

この、ドーム型石室を有する玄室を持つ墳墓は

ここ、穴太古墳群特有のもの だそうですよ。

 

副葬品には

甑や、釜などの炊飯具のミニチュア

金の装飾具等が出土しているそうです。

 

chokkochips.hatenablog.jp

 

この墳墓の羨道も、土砂で埋没しています

ライトで照らしてみましたが、なかなか

窺い知れません。

 

 

林や、竹林の中に石材が点在

これは あたしの記憶にあった

石棺が見える墳墓の 別角度ショット。

見事な技術がわかりますね。

 

さて この地に眠る 古代の人たち

見学させていただいて、

ありがとうございました

眠りを妨げて、申し訳ありませんでした。

お邪魔しました、失礼します。

 

さて 思い出の遠足は

この先へと 山道を登って行ったはずです

では 行ってみましょう

 

志賀峠へ続く、古の道

その途中に、

志賀の大佛(おおぼとけ)

呼ばれる、大きな石仏がいらっしゃいます。

石仏 と言うと、一番に思いつくのは

やはりお地蔵様ですが 

この御仏は 阿弥陀様でいらっしゃいます。

 

いつ 誰が掘られたか

素朴で優しいお顔です

 

円空佛にも通ずる

簡素ななかに、深い慈悲が感じらるる

ありがたい顔(かんばせ

 

古来より、この道を京へと、京から近江へと

行き交う旅人を

見守ってださっていたのでありましょう。

 

 

あたしの記憶では、確か

もっと簡素な屋根の下におわした

気がするのですが、

まぁ あれから五十年以上経ってますもんね

結構 立派な御堂の中に

鎮座されておりました。

 

さて、本当はこの先の

崇福寺跡 と言う寺院遺跡に行きたかった

んですが、何やら現在通行止めで

行けないとのこと。

 

崇福寺跡で、小学生だったあたしたちは

お昼のお弁当を広げたのを記憶しています。

 

今は遺跡の上に湖西道路だったか

湖西線だったかの高架橋が立ってるんですが

三つの尾根に伽藍が広がる

塔頭だったそうです。

 

いつか行ける時が来たら、また

行ってみたいと思います。

 

さて 時刻は午後2時

お腹も空いてきたので

帰るとします。

 

『ああ こがいなトコまで

 上がって来たんやねぇ』

この世界の片隅に』の

 すみちゃん(すずさんの妹)の

セリフ思い出しました。

 

眼下には琵琶湖が広がります

奥に霞むは三上山。

 

暖かい陽気の中

春の匂いと、鶯の鳴き声を聞きながらの

ちょこさんぽ♪

 

 

さて 今日は電車でちょこさんぽ

幼い頃の遠足の記憶を辿る旅でした

 

滋賀里駅からびわ湖浜大津駅へと転進

そこから自宅までは、なぎさ公園を

てくてく なぎさんぽ

 

で、お昼がまだだったので

途中の平和堂フレンドマート

お惣菜弁当と、ベーコンピザを買って

ビールをお供に、プチピクニック

 

唐古遺跡の日と違い少し曇り空と

遠くが霞む、花粉の中でしたが

お弁当 いただきま〜す

が 

ピザを半分齧ったところで

なんと 

トンビにピザ持って行かれた!

 

半分しか食べてないのに〜

金はらえトンビ(笑)

 

しかし 音もなく急降下して

あたしにぶつかることもなく背後から

ピザかっさらって行く 

トンビ流石です!お見事。

 

あたしはなぎさんぽの時

ハトとお昼食べる はとランチ というのを

よくやるんですが、今日は

トンビランチでした。

 

唐古遺跡も素敵でしたが

地元 それも近所にもいいところが

点在です。

また フラフラさんぽしたいと思います。