ちょこチップス

お気楽CHOKKOさんののほほんな毎日

だんだん消えていく

お正月も三が日が過ぎ

そろそろ終わりですね

皆様 今年のお正月は

いかがお過ごしでしたでしようか?

 

一月一日 初っ端から

能登半島地震が起こり、

日航機事故が起こり、

北九州では火事も起こり、

なかなか 穏やかなお正月 とは

行かなかったですけれど

兎にも角にも、令和六年の幕開けで

ございます。

 

さて、毎年言ってる気がしますが

年々 お正月らしさが

無くなっていく気がしております。

 

曰く 大晦日の静けさであったり

曰く 正月朝の、独特の凜とした張り詰めた

空気感であったり。

 

なんと申しますか、『特別感』と言うものが

どんどん薄らいでいって、

あたしらの子供の頃の正月に感じていた

神聖感清浄感が無くなって

ただのイベント、お祭り騒ぎな

そんな感じになっていている気がします。

 

おせち料理にしても、

伝統的なお節ではなく

ただのオードブル化しており

(これはうちだけかも)

あたしの知っている

『お節料理』というのとは

違うと言う感じが

否めない。

 

遠い昔

新しい服を用意して、起きた朝

男衆には『赤のお椀』

女衆には『黒のお椀』

そして、男衆には

大きな『頭芋』が入れられて

用意されるお雑煮

田作り、磨きごぼう、黒豆の三宝

朱塗りの小鉢に盛られて、

芋棒、数の子、紅白の大根のぬた

かまぼこ、昆布巻き その様なものが盛られた

お重を囲んでの、にぎやかで

厳かな正月朝の朝げ。

 

練炭火鉢の練炭の燃える

あの匂い

 

そしてお屠蘇や、大福茶

大人たちにはお酒

三日続く、おせちの宴

そして、三が日が明ける

四日目には

おすましのお雑煮となり

お正月の終わりを告げる…。

 

懐かしい子供の頃の

正月朝の情景

 

それが

今や、記憶の彼方のものとなり、

今年など、お雑煮も、おせちも

二日目で終わりとなって

三日目には、無味乾燥な普通の朝食

昼食となって…。

 

うちの嫁御前や息子っち達は

雑煮やお節が大嫌いだ

と言います

『そんな事 したくもない』と。

そして、とうとう

初詣も、

もう行かなくなってしまいました。

経費節減を理由に

辞めてしまった年賀状

(下さった方々 申し訳ありません)

 

ああ こうやって

お正月らしさは

無くなっていくのでしょうか。

 

オードブルもいいけれど

お節というのは、

お正月の、この時期だけの

期間限定の食べ物

この時期は、それが食べたい。

そう願うのは我儘なのでしょうかね。

 

時代の移り変わりは

仕方ないこととは言え

一抹の寂しさを禁じ得ませんね。

 

やはり、もはや自分で思う

『お正月』は

自分で演出するしかないの

かも知れません。

 

せめて、七日のなな草がゆ

十五日の小豆粥 は

死守したい

 

と願うジジィでありました。

来年の正月 お節は

あたし個人だけでも

伝統的な正月の復興を と

目論んでおります。