ちょこチップス

お気楽CHOKKOさんののほほんな毎日

石山寺に自転車で

さて、朝食も食べたことだし

ちと外出します。

 

家から自転車で行ける

寺社仏閣、観光スポットシリーズ

 

 

今回の行き先は近所のお寺

石山寺と言います。

 

あたしん家から、片道1キロちょい

自転車ですぐのところにあるんですが

石山寺 聖武天皇勅願による開基の

古刹でして、

平安期には宮中の女房達の

観音詣でブームがあって、

かの紫式部をはじめ

清少納言や、和泉式部菅原孝標女など

女流作家が、足繁く通ったと言われる

文学のお寺なんですよ

創建時不明の山門 現在のものは鎌倉期の再建のものらしいです

聞くところによると、かつては

石段の下まで瀬田川湖畔で

女房達は船でここから入山したとか…。

山門の金剛力士

なら東大寺のものほど大きくありませんが

こちらも立派です。

さて、山門入った参道脇にある

『くぐり岩』中に狭い穴が空いていて

通りんけられるんですよ、何でも

パワースポットなのだとか

あたしもくぐりましたが、逆に通り抜けてしまった(T . T)

でで、でも別に順路書いてないからいいよね

逆打ち??

 

足元にはでかい鯉が泳いでる

池があるんですが、この池は天平寺時代のもの

なのだそう。

 

参道を進み石段を登ると見えてくる

岩肌 石山の名の下になっている岩山

硅灰岩の岩塊が見てきます(天然記念物)

そして、本堂へ

堂内は撮影禁止なんですが

ご本尊の観世音菩薩、不動明王が祀られています。

お参りした後

法輪もあったので、回してきました。

法輪はチャクラというか、船の舵輪のような形をしてる

法具でして、一度回すと、一度のお経の詠唱効果があるという

いわばマジックアイテム(笑)

似たようなようなもので、チベットマニ車がありますね。

 

さて、石山寺は、紫式部が「源氏物語」創作の着想を得た事で有名で

紫式部との関わりよく言われますが

清少納言や、和泉式部、平安期の源氏物語オタク、菅原孝標女なども

通ってたりします

当時の宮中の女房達は、この源氏の間のような部屋に泊まり込みで

祈願参拝に訪れていたようで

この、源氏の間以外にも

菅原孝標女が泊まったという広間なども

紹介されていました。

 

古典でよく見かける女房達が

地元を歩いていたんだと思うと

なんか、凄いな〜と思います。

そして、石山寺ときたら

この多宝塔

日本で一番美しい多宝塔と噂される建築物で

国宝 日本中の多宝塔のモデルになったそうです

下層の方形と上層の円形のデザインの融合が

美しいですよねぇ

 

そして、帰り道。光堂や紫式部像がある辺りで

こんな不思議なお庭がありました

なんか、採石場か、スタジアムのような…?

石碑によると牡丹園らしいです

この段々に季節によると、牡丹が咲き乱れるのでしょうか?

石山寺は、花のお寺としても有名で

他にも梅園とかもあります。

 

石山寺

京阪大津線石山寺駅(終点)が最寄駅なんですが

出来たら、本当に門前まで延伸していたら

もっと石山寺を訪れる観光客も

多かったのではないかなぁと残念です。

実際、かつてはそういう話もあったようですが

地域の方の景観が損なわれるとの反対にあい

実現しなかったのだとか。

う〜ん 歩いても少しの距離ではありますが

せめてシャトルバスでもあればね と

思うあたし。

 

さ〜て、いつもサイクリングというと

渚公園とか湖周道路とか、そういうとこばっかですが

たまには、地元の寺社仏閣に行くのも

いいもんです。

 

あたしんちから、自転車圏内で行けるスポットとしては

この他、三井寺とか、建部大社、近江神宮

なんかがあります。

 

その他にも、遺跡や古墳など色々ありますし

旧東海道沿いには、かつての城下町を思わせるところも

あるので、また機会があれば

ぶらぶらしてみたいですね。