ちょこチップス

お気楽CHOKKOさんののほほんな毎日

盆 薩婆訶

ボンソワ〜 皆様

 

お盆ですね〜

お盆…。とうとう お盆か。

 

どうも、CHOKKOです。

 

うちも、お盆に入りました。

お盆ですが、うちは京都系なので

お盆にご先祖様を、おうちにお迎えする

『お精霊さん』(おしょうらいさん)

と言うのをね、この時期やるのです。

 

まずはうちの菩提寺である、

上品蓮台寺に出向いて、お墓参り。

 

その後、少し離れたところにある

千本ゑんま堂(引接寺)へ行って

水塔婆流しをして、あの世から、ご先祖さん方を

お迎えして、おうちにお連れします。

 

まずは ゑんま堂の御本尊

閻魔大王様にお参りします。

 

子供の頃から、お伺いさせていただいてますが、

いつ見ても 怖い。

でも、閻魔様のこの恐ろしい形相は

できる限り、人々を地獄に落とすことがないように

救いたいがための、形相なんだとか。

怖いけどありがたい〜。

 

ここで、閻魔様にお参りして

いただいた水塔婆を持って

水場に行き、

水塔婆を流して行くのです。

 

その後、位牌の数つまりお迎えする

ご先祖様方の数と

もう一つ、無縁仏様をお一方として

その分 迎え鐘をついて帰ります。

 

こう言う行事は、京都独特かもしれません。

この千本ゑんま堂ともう一箇所

六道珍皇寺建仁寺でも行われています。

以前勤めてたデザイン室の社長さんも

京都の人で。

「うちは六道珍皇寺や」て言うてはりました。

 

六道珍皇寺小野篁が冥界へ行き来した伝説と

行き来に使ったとされる

冥界へと繋がる井戸があることで

有名ですね。

 

さて、水塔婆をお風呂に入れるように

足元から掛け湯(?)して流れに入れて

北枕状態で流します。

 

以前は水をかける柄杓があったんですが

コロナ禍を境に無くなってしまって。

で、ここであたしは毎年

「字の出るお線香」と言うのをお供えしてます

火をつけると、南無阿弥陀仏(だと思う)の文字が

浮き出る、と言うもので

これ うちでも欲しい(笑)

 

で、最後に、鐘撞堂にて

先ほど言った数だけ迎え鐘をついて

ご先祖様をお連れします

 

今年は、去年から

一つ増えてしましました。

 

さ。 一緒におうちに帰ろね

お父さん。

 

ゑんま堂の一角に

紫式部の供養等が建っていました。

重要文化財です。

 

地獄で苦しんでる式部を供養するために

建立されたとの事 ですが。

紫式部 地獄に堕ちちゃったの?

 

ああ そう言えば、

式部は

源氏物語』と言うふしだらな小説を

書いた罰で、地獄に堕ちた という

考えが有ると聞いたことがあるな。

 

イギリスなんかでも、19世紀くらいまで

小説を書くことも、読む事も

いいように思われていなかった

時代があったのだそう。

創作物って、嘘八百を世間に流布している

のだそうな。ううん。

 

しからずんば、漫画なんか描いてる

あたしとか。数多の漫画家さんとかも

また然りなの?えええっ…。

 

さて。

子供の頃は うちには車がなかったので

もっぱら、市バスでここまで来てました。

 

以前どこかで書いた気もしますが、

お商売をしていたあたしんちは、

夏休みだ、週末だと言う事もなく、

当然、どこかへレジャーということなどもなく、

お盆を含めた、この

「お墓参り」と言うのが

最大の娯楽でありました。

 

電車やバスに乗れて、帰りには

京阪三条とか浜大津とかで

日頃食べられない、美味しい

ご飯を(お子様ランチとかね)食べさせてもらえて

時にはおもちゃも買ってもらえて。

だから、今でもお墓参り大好きなのかも

知れません、あたしは(笑)。

 

上の写真は

子供のころ、あたしの祖父祖母

父母妹、みんなしてバスに乗った(帰り)

思出のバス停

『千本鞍馬口

 

あたしの学生の頃まで、ここには

立派なお屋敷が立っておりました。

この大きなクスノキはその時の名残。

 

ここへ来ると

祖父祖母や父母とお参りして

楽しかったあの子供の頃の

夏の日が蘇って来ます。

 

さて、お精霊さん

規模は昔に比べて、ずいぶん簡素になりましたが

暫し、懐かしの我が家で

くつろいで頂きましょう。

 

亡き父も、戻ってきてることでしょう

尤も、父の事なので

 

『なんやい 行ったばっかしやのに

 もう戻んのかいな』

 

な〜んて 笑ってるかもですが。

 

さて、それはそうと

九州での地震に続いて

南海トラフ特別情報

『巨大地震注意』の発令

そして、間髪を入れず

神奈川方面での地震

一体どうなってしまうのか。

 

とりあえず、あたしは昨夜から

枕元に靴を置いて寝ています

それと、昼間には

嫁御前に促されて、水を買いまわって

せめてもの備蓄を。

 

そして、その嫁御前が体調を崩して

お盆を前にして、病院に緊急搬送。

現在も薬で保たしているのですが

苦しそうで…。

それが目下の最大の気掛かりです。

 

このお盆に合わせて

1号も帰ってきたのですが、

予定してた、家族みんなでの焼肉どころではなく

予定を繰り上げ早々に戻るよう。

 

どうか、皆様

ご安全に。

そして、少しいつもとは違う

お盆になってしまいましたが。

戻りえぬ夏の思い出を

刻んで行ってくださいますように。

 

おいで頂きまして

ありがとうございます。

Bon Ullambana

 

良いお盆を…。