こんちわ CHOKKOですよ はい。
こないだまで、秋とは名ばかりの
夏と変わらない暑い日が続いてましたが
流石にここへきて、金木犀の香りと共に
一気に秋めいてきた今日この頃、
皆の衆 いかがお過ごしですかね
さて あたしの職場の某発掘現場も
掘りに掘って、だいぶん
『遺跡らしく』なってきました。
ピットと呼ばれる、穴ボコとか
環濠の堀とか、溝とか。
遺物も土器(土師器須恵器)や
埴輪のかけらとか
ポロポロ出てきます。
意外と掘ってるところとかからは
出なくて、重機が掘削した排土からでたり
するんでビックリです(笑)
さて、掘って削っての発掘現場ですが、
そればかりではなく、遺跡は記録しなくてはいけません
…と云うことで、曰く写真どりであったり
図面おこしだったり。
で、図面を起こすにあたって、スケッチするわけではなくて
正確な数値が求められるので
建築現場や道路工事なんかでよく、
二人一組になって、望遠鏡みたいなの覗く人と
棒を持ってあちこち立つひと ての見かけますよね。
発掘でもね、全く同じかどうか知りませんが
同じようなことするんすね。
一つは「レベル」と呼ばれる機械を使って
特定のポイントが、海抜何メートルか測ると云うもの
レベルの機械を覗くと、向こうに立つ人が持つ定規
(スタッフ?と云うらしい)が見えて
それを、レチクルが切ってあるのを合わせて
数値を読むんすね
112.45〜 とか 09.88〜とか
大声で申告
で、図面書きの人が図面の包含にポイントを打っていく
…らしいです(笑)
もう一つは『光波』と呼ばれる機械を使って
位置を計測
なんかね、福井だかどこだかを基準として
グリッドが日本地図上に細かく落とし込まれてる
と云う感じで、
その光波を使って、特定点の
位置情報(X軸Y軸)を算出すると云うもので
これは、プリズムミラーを持った人が
測定したいところにミラーを持っていくので
光波の覗き窓を覗き、レチクルを
プリズムの十時点と合致させて、
計測ボタンを押すと
機械が先言ったグリッドから算出するので
モニタに座標軸が表示されるんすわ
X112.55
Y62.36
って感じで。
したら また大きな声でゆっくりと
報告。
このポイントが図面の方眼上に落とし込まれて
作図される らしい(笑)
で、その時、あらかた目標に合わせて
あとは微調整ダイヤルをクリクリすると
少しずつレチクルが移動して
なんか、その時がゲームで対艦戦している時の
測的ぽくて、微調整する時の
チキチキチキって音も相まって
なんか ちょっと面白くて
計測ボタンを押す時
一人で
『よぉ〜い っってぇ』
とか言って楽しんでます(おいおい)
つまり、所謂レーザー測距儀だと
思うんですが、
う〜ん まさかこんなの扱うとは
思ってなかったわい(笑)
そんなこんなの発掘現場
最大の敵は 雨です。
もうね、雨降ったら
水が溜まって、今までの苦労は
台無し。
元々田んぼだったところなので
まさに泥田に逆戻りっす。
全くの新分野 やったことも
聞いたこともないことばかりの毎日
毎日毎日 空模様と
ウェザーニュースをチェックしながらの
是日々 古墳暮らしです。
さて 週明けは現場がどうなってるか
泥田は勘弁願いたいCHOKKOした。