自宅から、自転車で行ける
名所、旧跡シリーズ(笑)
今回は、『園城寺』と言うところに
行ってきました。
通りがいいかもしれません。
さて 今日は滋賀県名物
『県下一斉大掃除』の日でして
正確には、県下一斉清掃の
うちの居住エリアの番の日
だったんすね
だもんで、朝から
溝蓋あげて、泥をかき出したり
ゴミを拾ったりして…休みなのに
朝から疲れました(笑)
しかし 今日は行かねばならんのです
三井寺に!
と言うのは
今日は、第三日曜日
県民デーなのです
さて、県民デーというのはですね
毎月一回 第三日曜日に行われる
県の文化事業で
特定の文化施設や、旧跡寺社仏閣の
入場(拝観料)が
なんと!
無料になるんすよ!
しかも一家族分!
ただし、条件がありまして
『滋賀県民であること』
『特定の書類を提示する事』
で、無料になるんですね
(第三日曜のみ有効)
ということで、
今日は貴重な日曜の休み
しかも、第三日曜 なので
いやが上にも行かねばならんのです
というわけで、掃除を終えて
行ってきました、自転車で、
三井寺に!
ちなみに、三井寺の拝観料は600円
それを、あたしの場合は
『水道、ガス使用料支払表』提示で
無料にして行ってまいりました!
では、いざ巨刹 三井寺へ
仁王門へ到着〜
自転車は、この画像右にある、
自転車置き場において。
因みに、上記の使用料票で拝観料は無料になりますが
通常貰える、案内パンフや、境内地図は貰えません(笑)
でも、あちこちに案内板があるから、不自由しないかな?
まずは、『釈迦堂』へ
もとは、食堂(じきどう)として御所の清涼殿を
移築したものと伝えられているそうです。
さて、金堂へ参りましょう。
三井寺金堂
桃山時代建立 国宝です
いや、ここ凄いですよ
ご本尊阿弥陀菩薩様をとり囲むように
平安末期から江戸期までの
様々な仏様(仏像)がありまして
円空仏なんかもあるんですよ
各時代の、仏像の作りやなんかの違いなども
間近に、本当に間近に見れるので
凄いですよ 仏像ファン垂涎っす。
(残念ながら内部は撮影不可)
三井の晩鐘で有名な
梵鐘
800円収めれば、鐘をつく事もできます。
何人か鳴らしてお出ででした。
こちらは、弁慶の引き摺り鐘の伝承で有名な
弁慶鐘
弁慶(武蔵坊弁慶)が叡山から
投げ落とした という伝説の信憑性はともかく
傷だらけ。
唐院の三重塔
空が梅雨空のせいか、被り気味で綺麗に映んないな
観音堂へと向かいます
境内は広い広い
そして、延暦寺との抗争に備えてのものか
石垣に白壁と、なんとなく城郭のようです
なんか、るろうに剣心 のロケ地になったとのこと
でしたが、成程、わかる気がしますな。
風格があります。
三井寺はね、春は桜、秋は紅葉の名所として
有名ですが、この時期の
青紅葉もいいですねぇ。
観音堂前の手水舎
蓮?では無いか お花のモチーフの
水盆から水が落ちる 凝った意匠ですね。
これも市の指定文化財
観音堂裏の見晴し台からの展望
梅雨空で残念〜 でも琵琶湖はキラキラです
しかし マンション増えたなぁ
さて、時刻は正午ごろ
そろそろ、お腹も空いてきました。
仁王門へ戻る途中に茶店があるので
ちょっくら寄りますか。
さて、
三井寺 と言えば、『力餅』
今日のお昼ご飯は『弁慶力餅』(二本ほうじ茶付)
360円です。
柔らか〜い求肥のお餅に
抹茶黄粉と和三盆がかかった
昔ながらの優しいお味
さて、帰る前に
三井寺に来たなら
その名の由来となった、『閼伽井』を
見なくてはなりませんな
上の画像は
眠り猫 などで有名な
左甚五郎作と伝わる、龍の彫刻
夜な夜な琵琶湖へ逃げ出した との
伝承も伝わる名作です
そして、これが
天智天武持統 三人の帝の生湯に使われたと言われる
霊泉『閼伽井』です。
今も、ボコ、ボコボコボコ と音を立てて
沸き続ける
不思議な泉。
長等山園城寺の通り名
『三井寺』はここから名付けられました。
さて、過去 何回もいったことのある
近所の大きなお寺
三井寺ですが
こうして、改めてお伺いすると
思った以上の巨刹で
しかも、重文、国宝
てんこ盛りのお寺で
しか〜も それが
本当に目の前で、ガラスも仕切りも
何もない素敵な状態で拝めるという
凄いお寺だというのが、分かりました。
思うに、三井寺にあっては
かの仏様たちは
文化財美術品なのではなく、現役の?
祈りの対象なのでしょうね
近江の他の寺社の神様仏様も
皆言えることですが
生きた祈りの対象なんですね
それが近江の神仏の魅力なのかも
知れません。
そういう場が、近所に点在する幸せに
感謝!
そして、それらを無料公開する
県の太っ腹にも感謝な一日でした。
(一日ったってチャリで直ぐなんですけどね)