ちょこチップス

お気楽CHOKKOさんののほほんな毎日

琵琶湖文化館の大とんぼが 居なくなる

今日は とておいい天気だったので

自転車散歩をいつもより、少しロングライド

 

自宅→瀬田の唐橋瀬田川近江大橋→なぎさ公園→大津港(浜大津

折り返し→なぎさ公園→膳所公園→自宅

 

のコースでぶらぶら

その途中、現在休館中の琵琶湖文化館

琵琶湖博物館ではありません)

の前を通りかかったら、掲示板に

気になる記事が

 

■屋根の大とんぼが居なくなる!

 

琵琶湖文化館の特徴として、そのお城のような外観と

屋根の上の大きなトンボのモニュメント

 

その大とんぼが今月に撤去されるんだそう!

この大とんぼ、文化館が休館に入る十数年前には

すでにただのモニュメントになっていましたが

開館当初、つまりあたしの小さいお頃はですね

 

目が光り(サーチライト)

とんぼが360度回転

 

していて、とても印象的でした

しかし、建造から60年がすぎて

老朽化から、この10月に行われる

屋根の改修工事に合わせ

撤去されるんだそうな。

琵琶湖文化館

小さい頃、よく遊びに連れてってもらった場所でした

文化館 の名のごとく

内部は博物館と美術間を併設

さらに、現在はありませんが

周辺の広場は

遊具や、野外展示物や、休憩所なんかがある

遊園地になっていて、

さらに

開館当初は地階(1階になるのかな)に

屋内プールやなんかも備えた

娯楽施設にもなっていました。

 

室内プールは、あたしの物心ついた頃には

魚の水槽になっていて

周囲は水族館になっていました。

 

子供の頃

何かというと、よう親に文化館に

連れてって貰いまいました

ツンとした独特の匂いのする文化展示室や

美術展示室で、いろんな展示品を見るのも

少し生臭くて、薄暗いけど

ひんやりしていて、色々なお魚が見られた

水族館も大好きでした。

 

のちに撤去されましたが

開館当初からあたしの小さい頃まで

文化館の手前の堤防(今はないです)

に馬の乗り物(十円入れてウィンウィン

動くあれね)がずらり と並んでて

よく乗せて貰ったのを覚えてる。

 

で、子供心になんで馬なんだ?

と思っていたんですが

なんでも、明智左馬之助(だっけ)が

馬で湖中渡をしたとの故事に因んで

との事でした。

で、なんと言ってもの思い出は

写真中央、城型建物と奥手の六角堂風建物を

つなぐ渡り廊下のようなところが

展望レストランになってて

母親に『いい子にしてたら連れてったげる』と

言われ、頑張って嫌なおかず食べたり

勉強したりして、いい子にしてたらご褒美に

連れてって貰った懐かしのレストラン♪

 

ハンバーグやエビフライ

ハムサラダ(野菜サラダにハムと

ホワイトアスパラが乗ってる)

そういった、普段家では食べられなかった

ご馳走を食べさせてもらえたんすよね。

 

で、そんな大津市民の憩いと娯楽の殿堂だった

琵琶湖文化館のシンボルとして

屋根でくるくる回ってた大とんぼ

 

一説には、とんぼ鉛筆を作ってる

三菱とか、はたまた

地元企業(そうなんですよ)の

ヤンマーが出資したからだ 

なんて

まことしやかな都市伝説が流れていたんですが

どうやら、文化館建設にあたって

日本の古い国名である秋津洲

(豊葦原の秋津洲)から

秋津とはとんぼ、秋あかねのことをいい

とんぼが自由快活に湖上を飛び交う

姿をイメージしてのものだったのだそうな。

琵琶湖だから、鯉にするか〜という

意見もあったけど

城っぽすぎないか?と言う意見も出て

とんぼになったそうな

 

因みに、見えましょうか?

城型建築物の屋根に乗ってるのは

『鯱鉾』ではなく

『鴟尾(シビ)』なんですよね。

 

ちなみにトンボは文化館のシンボルマークで

先にいいましたレストランの

フォークナイフを包んでいた

紙ナプキン(これも最近見ないよね)に

プリントされていたのを覚えています。

 

さて、そんな思い出のシンボルモニュメント

大トンボですが

撤去はされるものの、廃棄に決まったわけで

ないそうで、

27年度に建設される予定の

新文化館で、再び活用するか

検討中なのだそう。

 

できたら修復して貰って

目のサーチライトを輝かしながら

くるくる回転する姿を

また、見てみたいなぁ。

 

秋空に映える大蜻蛉を眺めながら

そんなことを思い描いていた

秋の一日でした。