ちょこチップス

お気楽CHOKKOさんののほほんな毎日

そして 行きたかったあの場所へ

さて、続きですよ。

心ウキウキいい天気。

美術館を出たあたしは、

岡崎公園の前の疏水を伝って

例の場所へ行くので〜す。

 

疏水の尽きるはて、

かつての船溜り。

奥に見えるのは

琵琶湖疏水記念館』

今回は時間お関係で見学しませんが、

またそのうち、訪れたく思ってます。

 

さぁて まずやって来ました。

でで〜ん 『インクライン

一見、鉄道の廃線跡のように見えますが

ここに走っていたのは、汽車とかではなく

船を乗せた台車。

インクラインとは『傾斜鉄道』と言われる

高低差があるところで物資を運ぶ施設。

強いて言うと、ケーブルカーに近い

斜めの昇降機 のようなもの。

 

明治に琵琶湖の大津とここ京都の蹴上を

結ぶ水路『琵琶湖疏水』が作られた時

京都と滋賀の高低差を解消するため

建造されました。

 

途中には、船を乗せた台車が保存されています。

こうやって台車に船を乗せて

線路上部にやってきた船を

先ほどの水路まで移動させるための施設。

 

あとで出ますが、上の方の船溜りに着いた船を

このように台車に乗せて下の船溜りまで

下ろすのです。

(大津に行く時は逆)

 

以前 前シリーズの『ブラタモリ』の第一回の

京都の回でも紹介されていたこの

インクライン

その時、明治の古い形式のレールも残ってると

案内の方がおっしゃってました。

これがそれでは無いとは思いますが

それでも、このレールを止める犬釘と

呼ばれる鉄道専用の釘は

今このタイプは使っていないので

かなり古いと思われます

(ただし、この線路、一度撤去されて後に

遺産として復元整備されたものらしいので

オリジナルでは無いようですが)

鉄路の突き当たりは蹴上船溜りと言われるところ

琵琶湖疏水のトンネルを潜ってきた船はこのように

台車に乗せられ船揚げされ下の南禅寺船溜り

琵琶湖疏水記念館のところ)へと降ろされた訳ですね。

因みに台車の横にあるホイールが

台車を巻き上げた巻き上げ機に使われていた

もの。

 

実は、あたしの祖父家族(あたしの先祖)は

明治期にこの琵琶湖疏水で大津へと移ってきたんです

あたしの祖父は、あたしの小さい頃

よく、疏水のトンネルが暗くて怖かった と

言ってました。

因みに疏水の水は琵琶湖から京都へと流れているので

逆に大津へ行く時は

トンネルの中の水路の側道を船頭さんが

壁に敷設されたワイヤーを掴んで

船を引っ張っていったと聞き及んでおります。

 

琵琶湖疏水 運河としての役目を終えた後も

京都への水の供給路として使われていますが

数年前から、観光疏水船も復活し

春と秋 大津と京都を行き来する

人気の観光船となっております。

また、大津側では京都との水位を

調整するための閘門(水上エレベーター)も

復活し、以前は三井寺下までだった疏水船

大津港へ延伸しております。

あたしもいつか、この船に乗って

先祖が見た景色を見てみたいものです。

尚 疏水は」、及びインクライン

日本遺産に選定されている近代産業遺産です。

 

そして、じゃ〜ん

来ました!

ねじりまんぽ!

 

ねじりまんぽは先ほどのインクライン線の下を通る

トンネルです。

潜ると、南禅寺方面へと通り抜けられます。

ご覧のようにレンガづみ う〜ん

これはやはり『イギリス積み』でしょうか?

 

トンネルの中はこのように

レンガがライフリングを描いて積まれています

ゆえに 『ねじり』まんぽ。

まんぽとは説明版ではトンネルのことを言うと

ありましたが、佐渡の金山とか

石見銀山とか、鉱山の坑道を『間歩』と呼ぶので

それが訛ったのでは無いかと思います。

 

西日本の鉄道下のトンネルでは、この方式が

よく見られるが、鉄道以外で見られるのは珍しい

 

とのことでした。

最近は土管になったり、コンクリになったりして

このようなレンガ積みのトンネルは

あまり見かけなくなりましたが

あたしの子供の頃は、そういえば

こう言う感じのトンネル(水路?)あった気がしますね。

 

これは、反対側の出口

扁額が朽ちてしまってよく読めませんね

入り口の解説板に説明されていましたが

うっかり記録するの忘れました(笑)

調べましたら

『陽気発処(ようきはっするところ)』と

『雄観奇想(ゆうかんきそう)』だそうな。

陽気発処とは『集中して物事に挑めば何事でも成し遂げられる』の意、

雄観奇想とは『見事な眺めとすぐれた考えである』

だそうですよ。

へ〜。

 

 

そして、最後に眺めたのは

蹴上発電所 明治に作られた発電所ですが

未だもって現役(のはず)

暗くて見えづらくて申し訳ないですが

これも重厚な煉瓦造り。

ここで作られた電力で先ほどのインクラインは稼働し

日本初の市電、京都市電は走りました。

 

さて、前々から行きたかった

というか、あたしのお墓参りコースにあるので

毎月、この前を通ってるんですが

ついぞ尋ねることがなくて

インクラインは昔行った)

一度この目で見て見たかったんですよね

 

今回、モネ展で岡崎公園に行くことになったので

ぜひこれは行かねば!と思ってました。

本当は南禅寺水路閣とか

琵琶湖疏水のポンプ室(御所に防火揚水を送る施設)

とかも見学したかったんですが

また、日を改めて訪ねてみたいと

思います。

 

しかし、今回 モネ展をみた後

丁度ご飯どきで、岡崎周辺で何か食べようか

と思ったんですが、いつもの貧乏性が出て

手が出ず、先ほどの

ねじりまんぽの近くには、近江牛串や

カレーなど出すカフェもあって心揺らいだんですが

でも、そこは貧乏性GG 家のもの食べようで

済ませてしまった(笑)

でも、岡崎でランチ1680円とか

ジェラート520円とかみて

この位なら、ま〜ええか〜と思って

ハッと 

『これが旅先効果か!』っと

我ながらびっくりしちゃいました(笑)

 

いつもの地元なら見向きもしない値段なのに

つい この位ならいいかと思わす

『旅先効果』恐るべし。

 

と言うわけで

珍しく今日は一日を堪能出来ました。

 

やはり、たまに遠出もするもんですね

心浮き立つこと!

さて、明日はお方様と米の買い出しやわへ。

 

と言うところで

今回はこの辺で。

今回もお出で頂き、有り難うございました

感謝いたします。

嬉しい 楽しい 幸せ

 

皆様とともに。