さて、最大11連休とも言われた、大型連休も
終わりましたので(笑)
いつもぶらぶらしている、リタイヤ組が動き出す
時が参りましたね。
こんちわ 湖国の水汲みGG なぎさんぽにスト
CHOKKOですよ こんちわ。
さて、連休最終日は生憎の雨模様でしたが、
翌日七日はいいお天気。
休みも終わって平日だ
では!出掛けるか。と思うたけんども
よぅ考えると、連休の翌日は、博物館美術館は
休みなのでした。
と言うわけで、この日は大人しく、
母屋の掃除をしましてね
改めまして 翌日の八日 満を時して
いくぞ!超国宝展!
と言うわけで、五月晴れの空の元
(五月晴れって本当は梅雨の晴れ間なんだけど
最近は5月のいい天気に使ってもええそうだ)
一路 麗しの奈良へGO!
さて、近鉄京都駅に着いたときは
9時発の奈良行き急行はでたばかり、
なんと言うことでしょう
次の奈良行きまで25分もあるやんか?
でも、ゆっくり座れるからええか。 と思って
到着した急行に座って、ワクワクしてたら。
ガンガン 乗り込んでくる外国(トツクニ)の人々。
まぁ流石観光地奈良。ほとんどが外国人観光客
…。はええのですが、隣に座らはった可愛いお嬢さん(欧米系)
のその半袖の腕を見て
ギョッ!
やはり『タトゥー』がカラフルに入ってるではありませんか。
と、こうなると、やおらもう居心地悪くなって
折角座ったけど、立ち上がってしまった。
う〜ん なんかね、やはりあたしのようなGGには
タトゥーと呼ぼうが、デカールやシール式のもので
あろうが、『刺青』に思えてしまうので
そうなると、子供の頃の風呂屋での
倶利伽羅もんもんのお兄さん方を
思い出してしまって
如何にもこうにも、居心地悪くなって
あたしの、朝イチのワクワク感はどこへやら。
で、立った扉側にも欧米系の若い男の子が居て、
その子が、やおら服を脱ぎ出してΣ(゚д゚lll)
そんな事車内でする?と憤慨するまもなく
臍ピアスに、腕にはタトゥーっす。
はぁ…。
なんだろうな、外人さんて、
基本短パンTシャツの方多いやん?
だから、タトゥー入れてると見えますよねぇ
人によっては、もう腕一面とか、足一面とか?
そういうファッションなのかもしれないけどね
老婆心ながら、あんたら、奈良へ行くと言うことは
寺社仏閣へも行きはるんやわね?
その格好で?
お伺いしますが、あんたら
その格好で教会のミサとか礼拝とか
行かはんのん?
高級なレストランとかでは、
『ドレスコード』ってありますよね
女性の肌や顔の露出は御法度だったりするやん?
ならば、日本に来るなら、それなりの配慮した
格好で来よしな。
あたしみたいに、タトゥーが精神的に不快な人も
おるんやさかい。文化やろから、入れるなとは言わんが
せめて、羽織ものや長袖で、隠すくらいして欲しいです。
そうしたら、短パンTシャツサンダル履きで富士山登ろうとか
阿呆な事する輩は減るはず。
外国のガイドブックとかは、日本に来るについて
服装や、マナーとかそう言うことに言及せえへん
のでっしゃろうか(怒)
と、随分アバンが長くなりましたが、
とにかく、愛しの奈良へとおちゃこ!
さぁ
行くぞ国立奈良博物館
いくぞ 超国宝展!(笑)
それにしても、奈良外人多いな
今日も
外外鹿鹿外鹿外外修遠外鹿鹿
です(笑)
ああ でも、
それでも奈良はいい。
青々とした若草山
古いお寺の連なる天平の甍。
5月の日に輝く鴟尾。

と言いながら、来ましたよ奈良国立博物館
超国宝展
案の定 人多いけんど、正倉院展に比ぶれば、
たいした事おへん(笑)
ちょっと並んで、すぐ入場。
わ〜いわ〜い。

ああ、久しぶりやわ、愛しの奈良博〜
前回は、『空海展』だったな。
ありゃ 一年前か。なんか定期的に奈良に行くな
あたし。
さて、ワクワクのドッキドキで入館
まずは、バーンと『百済観音』様がお出迎え。
写真がないので、アレですが
(上の写真の左の仏様じゃよ)
柵も、ケーズもないところに、本当に手の届くところに
お立ちになってて、勿論グルぅりと周りを見て回れるん。
ああ ありがたい。ああ幸せ♪
法隆寺に座す飛鳥佛 その優美な佇まいと
飛鳥仏特有のご表情(アルカイックスマイル)
そして、シンプルかつスリムなそのお姿は
どことなく、初代ウルトラマンを想起させます。
やっぱ、ウルトラマンて、観音様っぽいよね。
その他、歴史の教科書で見た仏様や
御物がてんこ盛り!
ああ 幸せ。
会場は、第1章 南都の大寺 第2章 奈良博誕生 第3章 釈迦を慕う
第4章 美麗なる仏の世界 第5章 神々の至宝 第6章 社協のびと名僧の墨蹟
第7章 未来への祈り の7つのエリアが。二会場に渡っててんこ盛りに
展示 もう1章見るのに時間がかかって(人が多いからではなく)
なっかなか先へ進めない 嬉しい苦しさ(笑)
ああ、『信貴山縁起絵巻』があるうう
尼公が大仏殿で、夜通しおられるうちに、お告げを受ける
シーンで、奈良期の大仏殿と大仏が見られる、唯一の絵画資料で
大仏殿内をあちこち、移動される尼公が、線画だけで、まるで残像のように
表現されていて。ああ、これが生で見られるとは!
信貴山縁起絵巻というと、今回は展示はなかったですが、
剣の護法が天空を疾走する、漫画のような表現や
蔵ごと、空飛ぶ鉢で持って行こうとするシーンとか
すごい面白い絵巻なんすよね。
そして、間髪入れず『病草子』しかも例の
ああ 見た事あるものばかり!
そのほかにも列記したらキリがないですが
宝燈を掲げる良鬼像とか もう膨大な情報量に
頭がパンクしそう。
…。おおっと!『崇福寺塔心礎納置品』がある!
あたし、これ白黒写真しか見た事なかったので
ああ 実物が見られるなんてぇえ。
それにしても、流石、超国宝展
日本のあらゆる寺社仏閣、博物館所蔵の
国宝が一堂に会してて。
なんとありがたいやら、嬉しいやら
もう、あまりに国宝だらけで、言葉が及びませんが
至福の時間
その名残惜しやの最後に、とうとう見ました
伝説の破邪の宝刀
『七支刀』が!
これが、全ての災厄と魔を却けるという
伝説の刀。
刀といえば、春日大社に伝わる
宝刀
『金地螺鈿毛抜型刀』
別名、にゃんこ刀(言わないよ)。
煌びやかな、宝刀で、猫の細工がまた可愛い
流石、藤原家やわ。お金持ち。
残念ながら、展示物入れ替えの関係で
かの有名な、小首を傾げた頬に手を添える
菩薩半跏像は見られませんでしたが
居てもいても、キリがない至福の時間が過ごせました。
それにしても、思うのは
ここに、こうして国宝や文化財を見る事ができる、と言うのは
『伝えよう・残していこう』としてくださった
先人の弛まぬ努力の結果なんですよね。
文化財って、遺物って、残そうとしないと残らない です
七支刀にしたって、百済より伝来と言われる
古墳時代の鉄剣(厚さ3ミリ〜5ミリ)が1300有余年も
伝世するなんて、本当に奇跡に近いです。
あたしは去年まで『発掘調査員』として
古墳や住居を発掘してて、須恵器や土師器、
また石の鏃とか発掘してましたが、
本当に完品で残るなんて殆どなかったですし
ましてや、紙や木製品なんて残りもしないです。
鉄器も出土したことがありましたが、
もう殆ど錆の塊で原型を留めない。
本当に、残そうとしてくださった先人達の
ご苦労や如何ばかりやです。
そして、正倉院展でもいつも思うのですが
1300年前の文字が、今のあたし達でも読める
(意味は判別しがたくとも)と言うのは
日本の、日本語の素晴らしいところだなぁと
いつも思うのです。はい。
は〜
もうお腹いっぱい(笑)
ところで、この会場でね
NHKの歴史番組なんかによく登場される、
千田嘉博先生に すご〜くよく似た方がいらっしゃって
奈良博の偉いさんみたいな方と、歓談されながら
展示物をご覧になってて
まさか、ご本人ではないでしょうけど
千田先生は奈良博の理事とか評議委員やられてて
来ておられてもおかしくはないのですが、
杖ついていらしたし、
誰も、千田先生ですか?とか言われてないので
単にそっくりさんかなぁ?と思ってたんですが
度々、仏像とか一緒に見る事もありましたもので
なんか、勝手にドキドキしてました(笑)
あれ?千田先生 あたしより年下やん(笑)
いやはや 超国宝展 堪能しました
奈良まで行く甲斐はありました。
行かせてくれた、お方様ありがとう。
展示物は前半後半で入れ替わるんで
会期終わるまでに
もう一度行きたいな。
後日聞いたら
お方様 実はこういうの好きなのだそうで
行きたかったな と仰ってて
誘わなかったの、ちょっと後悔
ごめんね。
そういえば、先日行った『モネ展』も
行きたかったそうな∑(゚Д゚)
そういえば、うちにお方様の結婚道具で
モネの睡蓮の複製画があったわ!
ごめんです〜。
また機会があれば、一緒にいこまいか。
今 同時期に
京都国立博物館 と大阪の博物館でも
国宝展やってるんですよ
行きたいけど、破産するわ(笑)
お方様 一緒にいかがですか?


…。と言うわけで、堪能したついでに
お土産に絵葉書買ってきちゃった。
七支刀と
竜首水瓶と龍燈鬼・天燈鬼。
この竜首水瓶はペルシャ様式の水瓶に中国様式の竜の首
そして、胴にはローマやペルシャ由来の有翼馬 つまり
ペガサスが表されてる、シルクロードの交流を物語る逸品で
これの小さいのでいいから、副製品が欲しいなぁ。
有名な正倉院御物 『白瑠璃碗』と一緒に欲しい。
さて、堪能して奈良博の外に出てみれば
新緑眩しい奈良公園が広がってて
外国の方々が、鹿とおっかなびっくり
戯れてる
いろんな地方の方が、肌の色、宗教問わず
永遠の初夏の日のもと、みんな笑って、楽しげで。
これが平和ってものですね。




さて 時間は3時過ぎくらいですか、そろそろお腹も空きましたよね
なんか、食べようかな 奈良といえば柿の葉寿司か〜
オサレなランチもええね
…。と言いつつ
ジャーン
はいこの日の遅めのお昼は、なんと
京都駅の駅そば!(笑)
駅蕎麦 麺家さんの、麺家定食(530円)

本当は、山菜蕎麦が食べたかったんやけど
メニューになかった。
天ぷらは食べられへんし
しかし、このお店になって随分メニュー減ったな
前はカレーうどんとか、コロッケそばとか
あった記憶があるんだけどな。
とにかく、今日はこれで。
う〜ん あたしにはちょっと量が多いけど
まぁ ええか。
前々から、行きたかった駅そば。
最近 駅そばがあるホームって減ってますよね。
さて お味…。
ざ 普通!
そして、これなら家で食べてる
38円の蕎麦と変わらへんやん(笑)
お店ならもう少し蕎麦の味がええかと
思ったんだけど。
でもまぁ 530円ですからね。
駅蕎麦に味を求めるのも野暮というもの
早い安いが信条ですね。
いや 不味くなかったですよ はい
美味しくいただきました。
でも やっぱ食べすぎた(笑)
まぁ 今度ちゃんとしたお蕎麦屋さんに行こう。
そして、この旅の思い出に
ささやかなお土産。
鹿のチャームを買いました。
今 よく使ってるカバンにつけてます。

わ〜い 控えめで可愛いぞ。
ただ、心配なのは前回の空海展で同じの
買ってないか?という事(笑)ですわ。
さて 大変楽しかった 今回のお出かけ。
外国人観光客が激増して、もはや以前の
落ち着いた、鄙びた静かな奈良の姿は
もう味わえませんが、
でも、まだまだ奈良公園界隈から離れれば
ググッと外人観光客は減って
落ち着いた雰囲気が味わえます。
超国宝展 近かったら何回でも
行きたいです。
ねぇ 滋賀でもやってよ、こう言うの。
堪能しました〜
奈良分も補給できたし〜。
やはり、奈良はいい。
大和は 国のまほろば
奈良は 名画の残欠が
美しいやうに 美しい。
また行こう 麗しの奈良へ。
今回もお出で頂き ありがとうございました
感謝致します。
嬉しい 楽しい 幸せ
皆様と共に。