いやもう 暑いですね。
毎年毎年言っておりますが、もう
暑さが殺人的ですね。
家におきましては、朝イチから
エアコンが欠かせません。
夜になっても、朝が来ても
涼しい風も全然吹いてくれませんし
窓開けてなんとかなるレベルではもはや
ないです。
で、仕方なくエアコン起動。
が。
エアコンは電気を喰います。
あたしみたいな、家で何も生産的な事を
していない『野のゆり』は(マタイ伝6章)
米や卵を食ってはいけないように
電気も使ってはいけないのです(笑)
でも、ゆりも楽しく生きていきたい。
慎ましくね。
そこで、家の電気を消費しない様に
お外に出て、本とか読んで過ごしております。
勿論 行き先はなぎさんぽニストですから
なぎさへと繰り出します。
勿論 なぎさとて暑いです
でも、琵琶湖の水が蒸発する時の気化熱が
周囲の空気の熱を奪って
冷えて重くなった風が、涼やかな
浜風となって、吹いてくれますので
意外と快適。
ありがたい ありがたい
天然のクーラーです。
そんなわけで、晴れた日は
お気に入りの本(勿論紙媒体)を持って
いざ なぎさへ!
涼しい 浜風と緑の木陰が
迎えてくれます。
目の前には琵琶湖ブルーの青い景色が
広がって…。
でも、考えてみると
これ、なぎさ公園でやってるからええけど
普通の街中の児童公園とかのベンチとかで
やってたら、それこそリストラされたお父さん
となんら変わらんなぁ…などとも
ふと 思うのですが。
そこはそこ 天下の琵琶湖国立公園の
周囲ですから、
通りかかった方も
バカンスの爺さんかな?と思ってくれる
事でありましょうて(笑)
ああ 近所が琵琶湖とは、ありがたい。
さて 本を読みます。
今まではずっと、愛読書
『アンシリーズ』をもう何遍となく
リピートで読んでて、
こないだまで、何回目かわからない
『アンの娘 リラ』を読んんでました。
で、何度目か分からない感慨と共に
読み上げて、次は久々に
アンシリーズではない本を と
『果樹園のセレナーデ』(モンゴメリ著)
を用意していたのですが、
先だって書店に行った折
『成瀬は天下を
取りに行く』
(宮島未奈著)
が文庫本化されているのを発見!
速攻買って帰ったので、
『成瀬は〜』に乗り換えた次第。
さて、ご存知の方も多いでしょうけど、
『成瀬は天下を取りに行く』は
昨年 2024年本屋大賞を取った本で、
作品の舞台となったここ、大津は勿論
他府県の多くの読者を惹きつけ
聖地巡礼等ブームになった作品で
昨年の大河ドラマ
『光る君へ』の舞台ゆかりとして
石山詣等のブームになった大津としては
この機を逃すなと言うことで
『成瀬シリーズ』の作品舞台となった
膳所を中心に、『成瀬の居る街』として
一大ムーブメントが巻き起こっていたので、
そないに面白い、しかも地元が舞台だ と言うのなら
読まねばなりませぬなぁ と思っていたのですが
いかんせん 新書版サイズの本書のお値段は
1300円級 ボンビーでけちんぼなあたしは、
ちょっと手が出ない。
でも、そんな人気作品なら
いずれ安価な『文庫本サイズ』が出るで
ありましょう と、
ず〜っと待ってたんですよね(笑)
で、待ちに待って
ようやく出たか!と言うところで
兎にも角にも 買ってみた次第。
さて、待ちに待ったこの本
暑いけど、
なぎさの木陰で読んでみた



さて、ストーリー
『島崎 わたしはこの夏を西武に捧げようと思う』
の一文から始まるこの物語。
主人公は中学二年の成瀬あかり(作品当初の年齢)
この成瀬あかりが、親友の島崎みゆき をはじめとする
周囲の人間を巻き込んで
突拍子もない事を色々と巻き起こしながら
成長していく、
いわば『成瀬あかり史譚』。
ちなみに あかりが云ってる西武とは
2020年8月31日 44年の歴史に幕を下ろした
大津唯一の百貨店だった西武大津店の事。
この物語は、成瀬あかりが、
夏休み一月を、
西武大津店の閉店に合わせた地元テレビの
取材番組に毎回写ろうとするところから
始まる。
成瀬あかりという子は、ちょっと変わった感性の
持ち主で、普通の中学生とは一風変わった
行動を思いつき、行動する子なのだけれど
後、物語後半には『膳所高校』
(地元の進学校)に入学するほど
成績は宜しくて、ただのお調子者や
ふざけた人間ではないらしい。
そんな成瀬あかりは とにかく地元愛が強く
地元を盛り上げたい、盛り上げたいと
さまざまな、突拍子もない事を発案し
それに、周いが巻き込まれていく
と云う様な流れ。
読んでみての感想
さて、読んでみた、というか
今も読んでますが、実は
買って直ぐ、お外に出ず電気代を使って
エアコンの元、一気に読んでしまっております。
で、今は本当のところは二周目と云うところ。
で、まず正直 新書版では気が付かなかったが
文庫本にすると、えらく薄い。
おまけのエッセイや解説含めても
277ページ位です。
で 驚いたのは、文体が一人称で
それも、成瀬あかりが主人公なのだが
彼女が語るのではなく、彼女に巻き込まれたり
出会したりした人物が語る と云う文体に
なってると云うこと。
こらまぁ、今までずっと20世紀初頭の作品で
しかも、翻訳本しか読んでないあたしなので
比較対象にはならないけのだけれど、
なんか、意外で新鮮。
そう言えば、モンゴメリ作品含め
海外作品(早川SF・FTを含め)ばかり読んできたので
日本人の作品(古典は別で)を読んだのって
いつぶりだろう(笑)
文体は淡々とした感じで進んで行って
悪い意味ではないのですが、
ちょっとぶっきらぼうな印象を受けました。
それは、成瀬あかり自体が
『〜でさぁ 〜なのよ』といった
女言葉を話さなくて
『わたしは〜しようと思う』と言った感じで
話すので、余計そういう印象を受けるのかもしれません。
地元の話なのに、ほとんど関西弁(正確には滋賀弁)が
出てこないし。
あたしはあまり読んでませんが、
ライトノベルにやや近い
軽やかな文体で、ぶっきらぼうだけど
ところどころ、くすりと笑える言い回しが
あったりして、とにかく
読みやすいかな?という印象
ただ、あまり情景描写や、
心象描写は見受けられず、
これと云う文学的表現とかも無くて、
とにかく淡々と話は進む という感じ。
でも、西武大津にしても
膳所にしても、出てくるコンビニ
学校、地名。
紛れもなく地元大津、膳所そのものなので
読んでて、嬉しく、またこそばゆいです。
先ほど言いましたように
実は一度は読み終えて二巡目なのですが
また読んでいたい と云う気持ちに
させる『何か』がある
そんな感じの作品です。
作中で親友島崎みゆきが
『成瀬あかり史を見届ける』と呼んでるように
成瀬あかりを側で共に見ている感が
すごくある気がして、
あかり自体、もしくは
第三者目線で語られない作品だからこその
雰囲気がある気がします。
ある種、演出を絞ったドラマ と云う感じでしょうか。
ともかく、暑い日の昼下がり
風吹くなぎさの木陰のベンチで、
一章づつ読んでおります。
成瀬達もこの風景を見てんだろうなぁ(笑)
と思いながら。



で、このコンパネにあるように
この作品には直ぐ後に出た続編
『成瀬は信じた道をいく』
と云うのもあるので、そちらも程なく
文庫化されるでしょうから、
一作目を読みながら、それを静かに待っています。
二作目にはフレンドマートも登場する模様(笑)
まぁ 言ってみれば
こう云う作品に出会えて、その作品舞台が
身近にあることなんてのも
ちょっとした喜び、可笑しみでもあるなぁ
なんて、思ってます。
何せ、毎日が聖地巡礼ですもんね。
なぎさんぽに新たな楽しみができて
感謝です。
因みに、この地元愛溢れる作品を
生み出した宮島先生も、地元愛溢れた
ブログやっておられますので
本作品や他の作品合わせて
ご覧になってみては如何でしょうか。
宮島先生 勝手に紹介してすみません。
いつか会いたいです〜。
今回も おいでいただきありがとうございました
感謝いたします。
嬉しい 楽しい 幸せ
皆様と共に。