こんちわ CHOKKOです
■赤毛のアン再読開始
いやね~、最近読みたいコミックとかが無くなってきて、
以前から愛読していた、『赤毛のアン』シリーズに
立ち戻っています。
昔、電車通勤していたころは、車内で良く読んでいたんですが
車通勤するようになってからは、あまり読まなくなった
アンシリーズですが、今回、愛車の中に置いといて
昼休みに車内で読むようにしています。
自宅だとね、やっぱテレビやビデオ見たり
漫画読んだりしてしまうんで、
車内読書
(うちの会社には休憩室がない)
■やっぱいいわ、アンシリーズ
少し前、NHKの『100分で名著』だかで
テーマにも取り上げられていましたが、
やっぱアンはいいわ。
いや、別にあたしは、『家庭文学』『少女文学』と
呼ばれるもの全般が好きなので、
アンに限らず、『若草物語』や『パレアナ(ポリーアンナとも)』
『スウ姉さん』とか『少女レベッカ』
有名なアリスシリーズや、ブロンテ姉妹の作品
勿論、アンの作者モンゴメリのアン以外の作品群も
手当たり次第に読んでるし、大好きなんですが、
なんじゃろ、やっぱアンに惹かれるな。
アメリカ作家の作品はなんかやっぱイギリス圏作品と
同じ時代でも雰囲気が(社会的なものか)微妙に違うし、
『若草物語』あたりになると、南北戦争ぐらい古くなってしまうと
流石に現代の社会と乖離した描写や社会通念、慣習が
目について、(例えば社交界とかね)
ちょっと、古すぎる。
その点、アンだと今と共通するところがあって
理解しやすいし、先述のNHKの番組でも
茂木先生が仰ってたですが、モンゴメリの先見性と
独特のユーモア、文回しがあって、とても読みやすい。
■自身作品のバイブル
あたしは、知ってる人は知ってらっしゃると、思うんですが
兼ねてより、自分のオーパルシリーズとかを
「魔法の赤毛のアン」(おこがましいが)と呼称しています。
なんでもない、毎日の、退屈な日常の中に、ちょっとした
面白味、幸せを感じ取って、描いていく
これは、実は、やりにくい(作りにくい)んですよね
話を作る側としては。
敵が居て、戦う、とか、何かしらイベントがあって、とか
そういうのって、ストーリーが描きやすいんですが
日常を描くのって、まぁ大変。
その点、今回また再読して感じているのは、モンゴメリの卓越した
話運びの才と、自分の作品の源流は、やはりここなんだなぁ
う思いでした。
■アンシリーズ
赤毛のアン というと、最初の一作だけが良く知られていますが
は10作程の連作になってて、巻を重ねるごと、アンは成長していき
その過程を描写しています
子供だったアンたちが、高校生になり、教師になり、
大学に進学し、結婚し、母になり
そして、そのこども達がまた成長していき…と
そうですね、成長の物語なのかもしれないな
無理な描写も、しらじらしい演出もないし
特に、『アンの娘リラ』なんかは、もうほぼアンは出てきませんが
実体験に基づく為か、一次大戦下の描写が恐ろしく生々しい…
以前、北の弾道弾の脅威にされされていた時
この「リラ」で描かれるように、自分の子供を国に捧げることが
ありませんように と
に、本気で祈っていたものです。(ある方には馬鹿にされましたが)
あたしも、アンシリーズに倣って、オーパルたちが成長していく様を
上手に描けたらなぁと改めて思いました。
■それにしても
最近は、以前あったみたいな
「世界名作劇場」的なアニメとかなくなりましたね
技術も進んで、絵の質なんかは格段に進歩してるのに
もったいない。
あたしが、家庭文学愛好家になったのも
ハイジを始めとする、一連の名作劇場作品が発端だし
今の子供たちにもね、
ライトノベルとかもいいのかも知れないけど
こうした、ちゃんとした文学も味わって
文字の海に船を漕ぎだしてほしいものだと
思います。
ま、しばらくアンシリーズを読み漁った後は
他の作品もまた再読してこかなぁ